
「かみなり坊やピッカリビー」は1967年から1年間毎日放送系で放映されたギャグアニメ。原作はムロタニ・ツネ象氏のホームドラマ系ギャグ漫画で、制作は毎日放送、モノクロ作品で全53話。
好奇心旺盛なかみなり坊やのピッカリビーは、人間世界へ降りてくる。そこでたまたま知り合った雲井ぽん太の家に住み込むことに。花を一輪あしらったシルクハット(ピッカリハット)をかぶり、アルファベットの「B」の字のついた雲に乗ったビーが巻き起こす騒動の数々を描く。ビーは超能力を使って雲と水を自由に操り、指先からピッカリ光線を発射する。この光線を浴びた者はおへそに花が咲いて笑いがとまらなくなる、ビーの必殺技。しかし、ピッカリハットを取られると超能力がなくなるという弱点を持っている。また水がないと雲を作ることができない。仲間にぽん太らワンパクシックス、敵役は科学忍者005エ門と野良猫親分ガポネコ。
子供の頃からSF、シリアス系、ハード系、劇画調が好きだったので、ギャグアニメは余り見ていない。見ていても真剣に見ていなかったので余り記憶に残っていない。この作品もそう。主題歌マニアを自負する僕も主題歌を歌うことができない。手元に音源と歌詞はあるのですが…。それでも記憶に鮮明なのがビーの声。今でも目を閉じるとビーの声だけは記憶に甦る。それくらいかわいい魅力的な声だった。これは後から知ったことだが、ビーの声を演じたのは当時小学校4年生の千秋ちあきさん。どうりで自然で子供らしいと思った。キャストは他にぽん太にサザエさんの加藤みどり、005エ門に近石真介、他に伊藤牧子、高橋和枝、小宮山清、貴家堂子ら。
オープニングに「ピッカリビーのうた」。 ピッカリ・ビー・グルー作詞、萩原哲晶作・編曲で歌は天地総子とボン・クール。エンディングはなかったと思う。ネット検索でも見つからず。