2006年08月31日

パンドラ



 冥王ハーデスの意志を伝え、冥闘士(スペクター)を束ねるパンドラ。

 「聖闘士星矢」ではテレビシリーズが終了して以降は魅力的な女性キャラクターが余り登場しない。魔鈴やシャイナなどの女性聖闘士の他に登場する敵役に女性が多いのだが、それも「冥王ハーデス」シリーズになってからは、極端に登場場面が少なくなっている。アテナと魔鈴くらい。アテナはストーリー上の中心人物であるから彼女を除けば、聖域を守る魔鈴が十二宮編で登場しただけ。オルフェとの悲恋の女性ユリティースも登場するが、彼女は実際には何もしないし・・・。そんな中で唯一光っているのはパンドラ。「冥王ハーデス冥界編・前章」の最終回では一輝の攻撃的小宇宙で最後厳しい顔つきになるが、それまでのハーデスの傷に黒い包帯を巻く姿が麗しい。
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2006年08月30日

雷帝インドラ死す



 訃報から随分時間が経っているのですが、声優の鈴置洋孝(すずおきひろたか)氏が2006年8月6日、肺癌のため亡くなられました。享年56歳ということですから、随分早くに逝かれたものです。
 鈴置洋孝さんといいますとどんなキャラクターを思い浮かべますか。デビュー作品は「無敵鋼人ダイターン3」(1978)の破嵐万丈だそうですが、有名なキャラクターでは「機動戦士ガンダム」のブライト・ノアがあります。ブライト・ノアは正規軍の士官と特殊な状況下での板ばさみ、忍耐を重ねる男として描かれていてあれはあれで、渋い役どころです。「聖闘士星矢」ではドラゴン紫龍を演じられましたが、僕はもうひとつお気に入りのキャラではありません。これで主要キャラの一角が崩れてしまったので、元の声優さん(オリジナルキャラというそうですが)での「聖闘士星矢」の道は閉ざされてしまいました。「北斗の拳2」では重要な役割を担ったシャチを演じています。
 僕の中では鈴置洋孝さんは「渋い」という印象が強くて、中でも一番渋い男というと「天空戦記シュラト」の雷帝インドラです。ブライト・ノアと同様、もともとはヴィシュヌ様と八部衆達の間に立つ中間管理職、その苦悩をにじませるような場面もありましたが、「石におなりなさい、ヴィシュヌ様」に反旗を翻してからは見事な悪役に徹しました。雷帝インドラ死す。心からご冥福をお祈りしたいと思います。
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2006年08月29日

「聖闘士星矢・冥王ハーデス冥界編 前章」(2)



 黄金聖闘士ファンとしては「冥王ハーデス」シリーズは黄金聖闘士の戦いが見られて満足度120%だ。十二宮編では存分に黄金聖闘士の戦いを楽しめた。こうしてだんだん黄金聖闘士の数が減っていくのが寂しいのだけれど。「冥界編・前章」ではこのカノンの活躍がまぶしい。だいたい暗い冥界の中にカノン一人が輝いている。
 声優さんの交代については前記事で触れたが、長年聞き慣れた声と違う事は確かに違和感がないわけではないが、それ以上に作品の出来は素晴らしい。引き込まれてその差異など問題にならない。続きを見るのが楽しみ。

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2006年08月28日

「仮面戦士ラビサンダー」



 「仮面戦士ラビサンダー」は1986年にアニメ化が企画されたが、アニメ化が実現せずに立ち消えになってしまった作品。完成していないから「作品」と呼ぶのはおかしいのだろうが、主題歌は堀江美都子さんが歌うことになり、こうしてシングルレコードも発売された。制作事情には疎いので詳しいことは知りません。ただミッチファンとしてはやはり押さえておきたい一曲。「The Fighter」、小山真弓作詞、根岸孝旨作曲、岩本正樹編曲。「Winner−勝利者−」、三浦義和作詞、トミー・スナイダー作曲、岩本正樹編曲。アニメ化はならなかったが、その年に発売された堀江美都子さんのオリジナルアルバムにも収録されている。

You are the fighter!
きずだらけの孤独な戦士
燃える心 いだいて
ひろげよう 炎のつばさ
You are the fighter!
空駆けること おそれないで
はばたこう 高く
夢に手がとどくまで

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2006年08月27日

「少年ケニヤ」



 「少年ケニヤ」は1984年に山川惣治の原作を大林宣彦氏が監督して制作したアニメ作品。少年ケニヤ」というと戦後に流行した作品として有名だが、その物語と映像を再び現代に甦らせた作品として当アニメは熱烈なファンが存在する。今でもDVD化されて見ることができるのだが、残念ながらそれ程知名度は高くない。これがシリーズものだったらまた違った足跡を残せたと思うのだが。
 アフリカ・ケニヤを調査していた村上博士の息子ワタルは父と離ればなれになり、原住民の酋長ゼガ、少女ケイトと共にケニヤの大地を舞台に生きる姿、父を求めて旅する姿を描く。声優陣に井上真樹夫、大塚周夫、大林宣彦、高柳良一、らの他宇崎竜童、永井一郎、原田知世らを起用、角川映画の流れを受けるように俳優陣も起用している。また渡辺典子さんが主題歌を歌ったことも当時の話題のひとつ。
 エンディングテーマが「少年ケニヤ」で阿木燿子作詞、宇崎竜童作曲、萩田光雄編曲、歌は渡辺典子。

何かを叫びだしたくて ウズウズしてる
両手で口を押えなきゃ 言葉がとび出しそう

で始まるこの曲はイメージ的なもので「ケニヤ」という言葉は出てこない。2番の歌詞に「サバンナ」という歌詞はあるのだが。

口移しにメルヘン下さい
ホントのこと教えて下さい

この部分の歌詞とメロディがすばらしい。さすが阿木と宇崎のコンビです。


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日はアニメ・特撮・ゲームについて語り
アニメソングをかけ倒す(?)120分です。
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2006年08月26日

冥王星


魅惑のセーラープルート

 先日からテレビ・新聞を賑わしているのは国際天文学連合総会の決定だ。冥王星が惑星から降格されたからと言っても、冥王星が太陽系の主要な天体であることは間違いない。ここを舞台にしたアニメ・特撮作品も多い。「六神合体ゴッドマーズ」や「Xボンバー」などが思い浮かぶが、何といっても有名なのは「宇宙戦艦ヤマト」だろう。
 「宇宙戦艦ヤマト」第7話「ヤマト沈没!運命の要塞攻略線」と第8話「決死のヤマト!反射衛星砲撃破せよ」は冥王星を舞台にしたエピソード。冥王星に基地があるのではという古代の問いに沖田艦長は「ある」と答える。イスカンダルへの道を急ぐ航海班長の島は基地への攻撃は時間をロスすると反対するが、艦長は「後顧の憂いを絶つ」ためにも基地を残しては行けないと、基地攻略にかける。反射衛星砲の直撃を受けたヤマトは衛星の陰に隠れるのだが、今度は反射衛星砲の反射衛星を利用した攻撃に冥王星の海へ沈む。暗黒・極寒のこの星に液体の海の有無は別にして「艦(ふね)」というイメージにぴったりの設定だった。
 ヤマトでは単に舞台が冥王星だったから良いのだが、9つの惑星を名に負う設定になっているものでは少々困ったことになりそうだ。ホルストの組曲「惑星」には冥王星はないが、これは冥王星が発見される前に作曲されたからだが、何十年か先「セーラームーンは冥王星が太陽系の惑星と認識されていた時代のもの」と言われる時期が来そうだ。
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2006年08月25日

未来警察ウラシマン音楽集



 以前に「未来警察ウラシマン」(1983)をご紹介した時にいただいたコメントの中で、挿入歌のお話がありました。僕は残念ながらシリーズを全部見ていないというか、多分半分も見ていないと思うので、果たして聞いて思い出すかどうかの不安もあったのですが、昨日レンタルショップで「「未来警察ウラシマン音楽集」を発見。早速借りて聞いてみました。
 まずこのCDについて。「未来警察ウラシマン」のサウンドトラックは全部で3枚出されているようです。もちろん年代的にいずれもLPです。その中で一番最初に出された「未来警察ウラシマン音楽集」はファンに人気の一枚で、現在ネットオークションなどで見かけるのもこの盤が大半です。それが21世紀になって“「ANIMEX1200」シリーズ”でCD化されました。こちらも現在入手可能なようです。収録曲をあげますと、

1. Midnight Submarine (HARRY)
2. Wind Shower
3. Dusty Connection
4. Crystal Knights NECRIME (MoJo)
5. Combat Scramble
6. Rainbow
7. Battle URASHIMAN (MoJo)
8. Downtown Walk
9. Secret Zone
10. Fire Dancing (かおりくみこ)
11. Magical Sky
12. Sunset
13. Dream City Neo Tokio (HARRY)

 BGMで流れる曲はストーリーに集中していても記憶の裏側に残っているようで、懐かしく聞くことができました。特に「Wind Shower」などは思わず「うんうん」と頷いてしまいました。人気の挿入歌「Crystal Knights NECRIME」も聞いて思い出しました。
posted by KAZU at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション