2006年06月30日

「しょうちのすけ」



 2001年の7月から短期間ではありましたが、「ワンピース」のエンディングを飾った曲。リノとリサ、当時話題の中学生デュオ“推定少女”のデビュー曲でもあります。作詞は秋元康、作曲は百石元。
 編曲が少し古いタイプ、70年代、80年代初めの頃の歌謡曲調の音の運び、ギターの刻みが逆に新鮮に聞こえます。ただよく聞くとメロディはとっても現代風で古さは感じません。「馬鹿はしょうちのすけだよ」のところ辺りからは21世紀の音楽。歌詞の中に「船は前へ進むよ/Bon Voyage」という言葉も出てきます。ジャケットからみるととても14歳の中学生には見えませんが、歌唱力という点ではやはりちょっと物足りない。「ワンピース」の流れの中では異色の一曲。

ほっといてよ
馬鹿はしょうちのすけだよ
行かなにゃなら兵衛
無理な夢ほどカッチョイイ 野望
やるだけやれば どんな水平線も
ちょっと近づく
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2006年06月29日

「Bon Voyage!」



 「ワンピース」の第4期のオープニング。BON-BON BLANCOの歌うラテン系リズムの曲。明るくて、輝く太陽の下を航海するにふさわしい。実は家内が大変気に入っていたので、繰り返し聞いている内にお気に入りの一曲になった。PANINARO 30作詞、大島こうすけ作・編曲、BON-BON BLANCO歌唱。

BON VOYAGE! シガラミも過去も捨てて
僕らならそれでも笑えてるはず
夢をかなえるための涙ならば
惜しくはない Precious in my life, oh....

 底抜けの明るさが「ワンピース」のそしてオープニングの雰囲気にぴったり。

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2006年06月28日

「GLORY - 君がいるから -」



 SPEED解散後の上原多香子さんが、エイベックスから出した2枚目のシングル。「ワンピース」のエンディングとしてはやや異色の暗い感じの曲。ただ、心にしみてくる深い音と歌声は何度も聞きたくなる魅力ある曲。今風の音を中心とした曲なので歌詞の意味を追うには文字にしないと無理かもしれない。歌詞の意味もしっかりかみしめると、ワンピースのイメージと重なってくるところがある。渡辺なつみ作詞、菊池一仁作曲、上原多香子歌唱。
 ちょうどコピーコントロールCDが出始めの頃の作品で、パソコンで演奏すると強烈なノイズが入った。ためしにコピーしてみたらコピーはできたのだけれどやっぱりノイズ。えらいものが出たものだと感心しつつ、二度とコピーコントロールCDは買うものかと決意した一枚でもある。

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2006年06月26日

「Free Will」



 オープニングの筆頭が「Believe」ならば、エンディングはRuppinaの歌う「Free Will」。ニコ・ロビンが仲間に加わった時のエンディングだ。
 ルフィーがクロコダイルを倒した時に、ビビの父親と共にニコ・ロビンを一緒に助ける。その行為に対してロビンは「責任を取って」と迫る。そして、ルフィーはロビンを仲間に加えて出航することになる。
 CDは5分足らずの長い曲なのでテレビサイズは1番の歌詞を更に省略している。映像は夜間航海を続けるゴールデンメリー号の甲板で読書をするロビンが空に流星雨を見つけて、お得意の無数の「手」を使ってクルーを起こす。Ruppinaの歌に合わせてみんなが踊る。後の展開で、特に今のロビンは随分暗い雰囲気になっているのだが、この時は一番顔が穏やか。曲は静かだけれど力強い。
 残念ながらマキシングルはスペシャル価格(500円でしたっけ)の限定販売で現在は廃盤、買うことができないがワンピースの主題歌集、Ruppinaのアルバム(アルバムバージョン)、ネットダウンロードで聞くことができる。工藤舞作詞、安田史生作・編曲、ボーカルの工藤舞さんの透き通ったナチュラルボイスが素晴らしい。


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日はアニメ・特撮・ゲームについて語り
アニメソングをかけ倒す(?)120分です。
posted by KAZU at 18:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2006年06月25日

「Believe」

 現在放映中の作品は取り上げないという方針で記事を書いているのですが、最近の作品は長寿番組になるとめまぐるしく主題歌が変わるので記憶が薄れないうちにいくつかをご紹介しておきたいと思います。
 その長寿番組が「ワンピース」。言っちゃ悪いですが同じ長寿番組でも「名探偵コナン」は主題歌があまりにイメージ化し過ぎていて、もはや内容と全く接点を持たないような曲も多い。まあ名だたる歌手が歌っているので曲は決して悪くはないのですが。その点から言うと「ワンピース」の曲もかなりイメージ化はしているが歌詞の内容はストーリーにぴったりという曲が少なくない。そんな中でオープニングで一番僕が好きなのがFolder5の歌う「Believe」。
 まずイントロを聞くとゾクゾクしてくる。それから歌詞、麦わら海賊団のその場その場的行き当たりばったりの行動も、「実はちょっぴり裏があるんだよ」と言っているようだ。そして歌、Folder5の歌が歯切れよくリズムを刻んでいく、今風ハーモニーがステキ。最後に映像とのマッチ、各メインキャラクター達がその技を披露していく。僕はサンジが好きなのでどうしてもサンジを賞讃したくなるが、ナミのところも素晴らしい。これはCDをお買いになるよりビデオなりDVDでオープニングを鑑賞いただきたいオープニング。谷穂チロル作詞、GROOVE SURFERS作・編曲、CD版はテレビサイズとちょっとだけ歌詞が異なります。1番もいいけど2番の歌詞が最高。


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日はアニメ・特撮・ゲームについて語り
アニメソングをかけ倒す(?)120分です。
posted by KAZU at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2006年06月24日

「地球より永遠に」

 TV版ウルトラセブン「セブン暗殺計画」でウルトラ警備隊の活躍によりその計画に失敗したガッツ星人は、平成ウルトラセブン'98年三部作の第2話「地球より永遠に」で再び地球にやってくる。
 長浦市で異常な火山活動が観測される。調査のためにカザモリ隊員とサトミ隊員がやってくる。そして硫化水素ガスが噴き出す火山地帯に現れた異様な人間を捕らえると、その人間は硫化水素を分解してエネルギーを得る硫黄細菌を体内に持った硫黄人間だった。
 一方、長浦市の異常な動きに調査にやってきたダンは不穏な動きをする住民たちに不審を覚える。中に親切にしてくれるタクシー運転手やスナックの少女ナツミがいたが、宿泊先のモーテルが爆破されたりナツミが殺されたりと事故に巻き込まれ、自分を排斥しようとする動きにカザモリ隊員の姿を借りて調査を続ける。そしてとうとうガッツ星人の基地を発見する。単身侵入したカザモリはガッツ星人と対峙、セブンに変身するがかつての強敵ガッツ星人にまたしても不覚を取り、意識を失う。
 気がついたカザモリによってガッツ星人のメッセージが収められたディスクが地球防衛軍に持ち込まれる。それによると、地球は近い将来“マントルプリューム”と呼ばれる巨大なマントル対流によって火山活動か活性化され地上に噴き出した硫化水素で地上の生物は死滅するという。しかしガッツ星人の勧める硫黄人間化によって人類に生き延びる道がある。それを手助けするためにガッツ星人は地球にやってきたのだと言う。地球防衛軍でガッツ星人の提案を受け入れるかどうか会議が開かれる。
 しかし、考えてみればうさん臭い話だ。今回はたった1体だけで地球にやって来て、有効関係どころか前回は侵略者だったわけで、たった一枚のディスクのデータだけでどうしようというのか。会議の結果は「人類は自らその解決方法を探る」ということでガッツ星人の提案を拒否する。現実はガッツ星人が裏で怪獣サルファスを使ってマントルプリュームの活性化を促して、地球人を硫黄人間化し、地球征服を企んでいたわけだ。
 この作品の見どころ1はカザモリ隊員とサトミ隊員の私服での演技、若きふたりの初々しい演技が楽しい。見どころ2はスナックの少女ナツミ。演じるのは菅原晶子さん、この作品でのメインゲスト俳優。物事に対して斜めに捉え、自ら硫黄人間となった設定17歳の女性の内面的な悲しさを浮き彫りにし、好演している。見どころ3はサルファスとセブンの対決で、サルファスがガスを吹き出し空を暗雲で覆って太陽を遮りセブンを苦しめる場面で、シラガネ隊長がウルトラホークの旋回飛行でガスを吹き飛ばしセブンを救う場面。
 僕は一度裏切った人間は二度と信用しないが、まして一度侵略者としてやって来た宇宙人を信じる可能性を持つことなどあってはならない愚行だと思う。
posted by KAZU at 10:38| Comment(2) | TrackBack(0) | ウルトラセブン

2006年06月23日

「あしたへアタック」



 「あしたへアタック」は1977年にフジテレビ系列で放映されたバレーボールアニメーション。1978年に日本で開催された「バレーボールワールドカップ」にさきがけて放映された。制作は日本アニメーション、全23話。
 橘高校3年になった聖美々は、1年前に厳しい練習で生徒が死亡するという事故が起こりハ廃部となったバレー部を復活させ、高校生活最後の一年をバレーに賭けようとする。学校にかけあってバレー部復活にこぎつけるが、集まったメンバーは素人並み。転入生の一条明日香が前の学校で名プレーヤーであったことを知り彼女を加えようと懸命になるのだが。最初はバラバラの部員が最後はオープニングの歌詞のように強い絆でむすびついていく姿を聖美々を中心に描く。バレーボールアニメと言えば「アタックNo.1」が余りにも有名だが、この作品は「アタックNo.1」とは違った主題で描いた名作。
 キャストは聖美々に小山茉美、一条明日香に吉田理保子、杉原ゆかりに小宮和枝、西すみえに横沢啓子、関谷君子に松金よね子、太田トミ子に青木和代、原大介に井上美樹夫、嵐三吉にたてかべ和也、伏島一郎に神谷明、他。
 オープニングは「あしたへアタック」神保史朗作詞、越部信義作・編曲、歌は堀江美都子さん。エンディングは「バレーボールが好き」で、スタッフは同じく神保史朗作詞、越部信義作・編曲、歌は堀江美都子さん。
 圧巻はオープニング。制作に携わる人間が歌詞を書いているので的確にストーリーとその主題を捕らえている。その3番まである歌詞を堀江美都子さんが熱唱している。

posted by KAZU at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション