2005年12月21日

「ゴジラ ファイナルウォーズ」

 勢いにのって「ゴジラ ファイナルウォーズ」を見ました。かなり悪評が立っていたので期待しないで見始めたんですが、なかなかおもしろい映画でした。今までのシリアスかつリアルな設定のものを期待するならば見ない方がいいのかもしれません。かつての東宝の映画のストーリーを寄せ集めて、怪獣達を寄せ集めて、スピーディーな怪獣の動きとアメリカ的娯楽映画に仕上げています。あくまで娯楽映画、SF超大作ではありません。ゴジラ生誕50周年、区切りの最終作品としてふさわしいかはご自身で見て判断を。
 中尾彬が艦長を演じる戦艦がゴジラを南極の氷の下に封じ込めることに成功する。その後の巨大生物の脅威から人類を守るために地球防衛軍が結成される。さらに人類の中に現れたミュータントを集めたミュータント部隊"M機関"の結成。ドン・フライがダグラス・ゴードン艦長を演じる轟天号とマンダの戦いはかつての「海底軍艦」の再演。以前のマンダはかなり情けない守護龍だったが、ちょっと強くはなったものの結末に変わりはない。世界各地に一斉に怪獣たちが出現、それを突如現れたX星人達が消し去る。X星人は友好のためにやってきたという。地球に妖星ゴラスが近づいており地球と正面衝突するという。それを回避するのに力を貸すとも彼らは言う。実は怪獣達を操っていたのは当のX星人で妖星ゴラスの件も作り話。このストーリーもかつての東宝映画にありましたね。
 地球防衛軍指令に水野久美氏、国連事務総長に宝田明氏、生物学者神宮寺博士に佐原健二氏と東宝映画の顔が出演。ミュータント部隊・風間のケイン・コスギが主演の松岡昌宏(尾崎真一)以上に熱いアクションを見せてくれます。僕はどちらかというと風間のような性格の人間が好きですね。X星人の統制官に伊武雅刀氏。この統制官をやり方が気にくわないと若い参謀(北村一輝)が殺し実権を握る。この男の出現で映画は阿呆らしさを増すのですが。ある意味ギャグで固めて逆に今の人間社会を笑い飛ばしているようです。そして今までのゴジラにおける人間ドラマさえも。インファント島の小美人も登場。今回はショートカットヘアです。違和感いっぱいです。今までずっとロングヘアでしたから。女分子生物学者音無美雪を菊川怜が演じてます。さらにジャーナリストで美雪の姉・音無杏奈を水野真紀が演じます。ひと昔前の水野真紀さんが好きで、この映画の演技はちょうどその一昔前を彷彿させるもので大変見ていて好感が持てました。登場人物で一番の注目はゴードン艦長で二番目が音無杏奈でしょう。この二人の演技をみるだけでも楽しい。
 特撮はゴジラら怪獣のスピーディな動き、今までのゴジラとは違います。しかし巨大生物がスピーディに動くというのはもう物理学を無視した世界で、出すまでもないモスラを出して高速で飛ばすのはどうかと思う。カマキラスもそう。ゴジラ最後の対戦相手はお約束どおりキングギドラ。あの三つ首の形で登場しないで、最後に変形するあたりがちょっと度肝をぬかれる演出です。残された人類とゴジラの戦いを止めたのがミニラというのも笑ってしまう結末。
 以上とりとめもない感想でした。

posted by KAZU at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮