2005年12月20日

「ハードボイルド・ライセンス」

 「特捜戦隊デカレンジャー」は毎回各キャラクターひとりひとりのエピソードが多くて興味深く、さらにゲストに若手、ベテランをまじえてアッと驚く方も出演してました。戦隊シリーズは低年齢層向けということで派手は変身が合体が売りなんですが、またそうでないとちびっ子たちが興味を失ってしまいますから。その中で思い切り大人のドラマだったのがエピソード37「ハードボイルド・ライセンス」。基本的に変身したのはホージーただ一人、ロボットは登場しないという地味さ。ゲストにはマイク星人の女性テレサを演じる田中千絵さん。ギターを片手に弾き語りを見せてくれる。
 デカブルー(ホージー)は特キョウ昇格試験をみんなに内緒で受けており、第4次までをパーフェクトでクリアしていた。非番のホージーはぴしっとキメてクラブへ出かける。クラブの歌姫がテレサ。ホージーの心の支えはマイク星人の美しい歌姫だった。ところがそのクラブに突然弟のクロードが現れて姉に「無理をするな」「働くな」と連れて帰ろうとする。クロードの話っぷりからテレサの体調がよくないことは見てとれる。
 そんな中で若い女性がアリエナイザーに襲われ殺害されるという事件が続発する。その犯人は若い女性の体内からある特殊な成分だけを抜取っているということだ。ホージーはどうもテレサにプロポーズしている模様。家までテレサを送ったホージーは返事を求める。その時アリエナイザー出現の連絡が。ホージーは逃げるアリエナイザーの右腕を撃つが逃げられてしまう。その後の調査から事件の特殊性、地球以外での惑星でも同様の事件が発生していること、犯人がマイク星人の男性であることが判明、広域指定事件となる。長官はホージーに特キョウ昇格試験の最終課題にこの事件を48時間以内に解決するよう求める。バンたち仲間も応援する。しかし‥。
 犯人がマイク星人の男性であると聞いたホージーはテレサの弟クロードの元へ。右腕に傷を確認して詰め寄るホージー。クロードはその事実を認めて、真実を語る。姉は生活のために放射能が出ている鉱山星ガイガミュラで働いたために放射線に体を冒されあと僅かの命だという。クロードは自らの努力で医者になり、さらに研究を続けた結果、青いバラを咲かせる物質が姉の体を救う特効薬となることを見つける。そしてその物質が地球人の若い女性の体内にあることも。
 クロードは再び若い女性を狙う。クロードに銃口を定めるホージー。
「俺がいなくなれば、姉さんは死ぬんだぞ!」
「…俺はデカなんだ」
「姉さんを好きだっていうのは、ウソだったんだな!」
「ウソじゃない…愛している!」。
 ここでデカブルーがマグナムを放つ。感情にながされないデカブルーに花束を。
 事件は解決し、ホージーは試験に合格するが特キョウを辞退。クロードの墓を訪れたホージーは尼になったテレサとすれ違う。クロードの治療の成果は彼女の体を回復へと向かわせていた。見つめ合う二人。そしてそれぞれの道を歩んでいく二人。「怪奇大作戦」の「京都買います」のラストシーンのようでした。

posted by KAZU at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮