2005年12月13日

「ははうえさま」

 「一休さん」は制作は東映動画でテレビ朝日系列で1975年に放映されたアニメーション。説明するまでもなく“一休さん”で知られる一休禅師の安国寺時代のとんち話をまじえたエピソードが綴られている。全般的に子ども向けということで明るい雰囲気に作られていて、キャラクターも優しく明るい雰囲気。その中に実話の暗い部分をほんの僅かながら折り込んでいて見る者の心を打った作品。
 南北朝時代の後小松天皇と伊予の局の間に生まれた一休は宮廷を追われた伊予の局を案じつつ、足利義満の命で外鑑和尚のもと、安国寺に預けられ禅の修行をさせられる。しかし天皇の皇子ということで義満は寺社奉行の蜷川新右エ門を監視役に着けます。アニメでの蜷川新右エ門は一休の世話をする底抜けに明るいキャラでしたが、実際はかなり厳しかったと想像されます。
 キャストは一休に藤田淑子、外鑑和尚に宮内幸平、足利義満に山田俊司、蜷川新右エ門に野田圭一、さよに桂令子、桔梗屋に緒方賢一、弥生に吉田理保子。今にしてみればかなりの大物声優さんを揃えています。
 さて、「ははうえさま」は一休の藤田淑子さんが歌うエンディング。山元護久作詞、宇野誠一郎作曲。一休が母にしたためた手紙の形をとっており、平易な歌詞と一休の語るような歌い方で賑やかなオープニングを凌ぐ名曲です。

 ははうえさま お元気ですが
 ゆうべ杉のこずえに
 あかるくひかる星ひとつみつけました
 星はみつめます
 ははうえのようにとてもやさしく
 わたしは星にはなします
 くじけませんよ 男の子です
 さびしくなったら はなしにきますね
 いつか たぶん
 それではまた おたよりします
 ははうえさま
 いっきゅう

posted by KAZU at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション