「レインボーマン」は最初の予定では第25話「朝日に魔女は死んだ」でイグアナが倒された時点で放映終了(最終回)だったそうだ。ところが人気が高かったせいで、その後ちょっと質が落ちて、子供向けになってしまったものの半年延長された。後にイグアナの母・ゴッドイグアナ(曽我町子)が登場しているがイグアナの異様さにはかなわない。
レインボーマンに手を焼いたミスターK(平田昭彦)はアマゾンの魔女イグアナとその家来6人を召請する。イグアナに用意された暗い部屋に6つの棺と祭壇が運び込まれる。どぎつく化粧して、大きく口を開いてしゃべる塩沢ときさんの怪演が光る。「レイン・ボー・マン」と言う時の独特のアクセントが妙に耳についている。棺に眠る最初の刺客フドラを呼び覚ます「フドラ!出でよ!」の呼び声もおぞましい。どんなやつが出るのか、出てくるのかわくわくしながら見た記憶がある。最後の刺客が息子のエルバンダ。お父さんが誰なのか?
イグアナは一旦レインボーマンを追い詰めその心臓をつかみ取ろうとしたが、イグアナが命を預けた人形をミスターKが机をたたいて倒したために失敗する。最後はレンボーマンとの死闘の末倒れる。サブタイトルどおり朝日が昇る海岸で魔女は消える。
レインボーマンの持つミスターK(白人)による日本人侮蔑・抹殺という設定が平田さんや塩沢さんの演技への意気込みとなったそうだ。塩沢ときさんの迫力ある演技は必見。ビデオも発売されていたが、DVDも発売になった。もし見る機会があるなら是非イグアナの死までを。
