2005年09月30日

アンゴル・モア



 「ケロロ軍曹」の放映が始まった頃、すごく仕事が立て込んでいる時期で休日出勤やらが多かったのです。でちょうどケロロが始まる時間帯辺りに家を出て職場へ…というようなことが続いてました。そのせいで主題歌をちゃんと聞くことができて、内容をじっくり見ることができるようになったのは一月くらいしてから。
 実は僕はギャグものは余り好きではないけれど、パロディは大好きで映画でもバラエティでもアニメでも見てバカ笑いする方です。チャーリー・シーンの「ホット・ショット」は勿論のこと、「とんねるずのみなさんのおかげでした」も留守録してでも見てました。「ケロロ軍曹」は究極のパロディアニメ。あまりにジャンルや時代が広過ぎて今の子供達が「?」を連発しそうなものもたくさんあります。ケロロの世界は公式ページをご覧いただくとして、今日はこのキャラ「アンゴル・モア」ちゃん。
 あびょん・いとうさんところでギロロのフィギュアを見て、僕もほしいなぁと思っていたら目の前のガチャポンにあったんですよ。息子と一つずつ回したらこれが当たりました。ペコポン破壊のためにやってきたけれど、予定よりも随分遅れて到着。いよいよ破壊と言う時に「ケロロ、地球を破壊したらもうガンプラ買えないんだよ」の冬樹の一言でケロロに止められてしまう。ケロロを慕うアンゴル族の少女。
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2005年09月29日

「昆虫物語みなしごハッチ(平成版)」

 殆ど見ていないのに、作品にコメントするのは作り手に失礼なのですが、敢えて書いてみます。
 「昆虫物語みなしごハッチ」のリメイク版。1989年に日本テレビ系列で放映された。制作はオリジナルと同様にタツノコプロ、全55話。基本的にはオリジナル作品を踏襲しつつ、時代に合わせたキャラクター、ストーリーで展開した。
 実は2話しか見ていない。オリジナル作品と見比べてはいけないのかもしれないけれどオープニングの曲は同じ、それでいてハッチの悲壮感や絶望感という一見夢も希望もない状況の描写がないのです(たぶん見ていない回にもなかったろうと思う)。その部分が反対に多くの子供のハッチへの感情移入を呼び、絶大な人気を誇ったと思うのですが。ということで「ハッチ」が取り上げられてもこの平成版が紹介されることは少ないです。同じ原作を時代に合わせて描きあげた「サイボーグ009」のような訳にはいかないようです。ただもう一度じっくりと目を通してみたい作品のひとつ。
 キャストはハッチに石川ひとみ、ママに榊原良子、クマゴローに野沢雅子、オサムシ爺さんに槐柳二、ハニーに峰あつ子、ローザに佐久間レイ、ナレーションにはなつかしい前田敏子。
 オープニングはお馴染み「みなしごハッチ」を信田かずおの編曲で石川ひとみさんが歌ってます。エンディングは「夢の手前で」。来生えつこ作詞、馬飼野康二作・編曲、歌は児島未散。
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2005年09月28日

「昆虫物語新みなしごハッチ」

 前作終了3年後に制作された続編。1974年に毎日放送系列で放映、全26話。制作はタツノコプロ、音楽を横山菁児が担当。
 前作の長い旅の末母である女王に巡り会い、妹アーヤと幸せな日々を送っていたハッチだったが、母の死に至り、母の遺言で次の女王アーヤのために“美しい丘”を捜して旅に出る。前作とは違いハッチの戦う場面が多かった。ハッチは男の子ゆえに女王にはなれない。キーパーソンは妹のアーヤだった。
 声の出演はハッチに前作と同様栗葉子、女王に北浜晴子、アーヤに野村道子、テンテンに掘駒子、天太郎に峰恵研。ナレーターは前作と同じく前田敏子。
 主題歌はふたたび嶋崎由理が歌った。曲が嶋崎節を十分活かすことができていないのが残念。オープニングは「新みなしごハッチ」で作詞は若林一郎、作・編曲は渡辺宙明

 虫の世界をアーヤを連れて
 美しの丘見つける旅さ
 ハッチハッチ がんばれ
 ハッチハッチ 飛んでゆけ
 みなしごハッチ

 エンディングはこれまたオープニングを超える秀曲「美しの丘」。やなせたかし作詞、横山菁児作・編曲。映像は止め絵だったと思うが。雨の降りしきり中を妹のアーヤをかばいつつ、歯をくいしばるハッチの姿が印象的だった。

 美しの丘どこにある
 さまよう雨の日
 渦巻く風よ
 眠れぬ夜に見る夢は
 幻のママ なつかしい国
 美しの丘どこにある
 さがして今日も
 また続く旅
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2005年09月27日

「昆虫物語みなしごハッチ」

 「みつばちマーヤ」をご紹介すれば「ハッチ」に触れないわけにはいかない。僕と同じ年代ならば「みなしごハッチ」を知らない人はいないでしょう。勿論見ていない人はいると思います。でも関西では吉本新喜劇で岡八郎さんが「奥目のはっちゃん」、「みなしご八」を連発してましたから、いかに有名だったかはわかります。
 さて「昆虫物語みなしごハッチ」は1970年フジテレビ系列から放映されたアニメで、制作はタツノコプロ、全91話。原形は「みつばちマーヤ」だそうででストーリーを母子物語にしたとのこと。これが大当たり。小さい子供達には絶大な人気を誇った。ハッチがママに巡り会うシーンは感動ものでした。
 ミツバチの国がスズメバチに襲われ女王は国を捨てて仲間と共に脱出した。ところが残された卵のひとつをコハナバチが見つけて育てた。その卵から生まれたのがハッチで自分の生い立ちを聞いたハッチは母を訪ねて旅に出る。ハッチの成長と母に出会うまでの物語。
 人間は殆ど出て来ないのだが一度ハエの男の子とハッチが人間の家に入り込むエピソードがあった。人間の姿を見て逃げ回るハッチ。しかしハエはハッチに「人間は君たちハチが怖くて逃げるんだよ」と教える。「そんなバカな」と驚くハッチ。人間と昆虫の関係も見事に描いている。最後は人間がハエたたきではなくてスプレーの殺虫剤を持ち出しハエ君はあえなく絶命する。
 キャストはハッチに栗葉子、ママに北浜晴子ほか。
 主題歌は嶋崎由理の歌うオープニング「みなしごハッチ」とエンディング「ママをたずねて」。「ハクション大魔王」と同様に絶妙の嶋崎節で、番組が長寿だっただけに忘れられない2曲。オープニングの方は余りにも有名だがエンディングは歌詞もメロディもオープニングを凌ぐ名曲だと思う。
 「みなしごハッチ」/丘灯至夫作詞、越部信義作・編曲、歌は嶋崎由理。「ママをたずねて」/丘灯至夫作詞、和田香苗作・編曲、歌は嶋崎由理。
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2005年09月26日

「みつばちマーヤの冒険」

 「みつばちマーヤの冒険」は1975年朝日放送系列で放映された冒険ファンタジーアニメ。原作はドイツのウァイデマル・ボンゼルスの「みつばちマーヤの冒険」で日本ではそれほど有名ではないけれど「名作アニメ」として取り上げられることが多い。制作は日本アニメーションで全52話。
 生まれて間もないミツバチの女の子マーヤは好奇心が強くて外の世界が見たくて仕方がない。いつも教育係のカッサンドラ先生を質問攻めにしている。そしてとうとうマーヤは外の世界へ勝手に飛び出してしまいます。優等生の友達ウィリーも後を追いかけてついてきてしまい、二人の冒険の旅が始まります。バッタのフィリップや楽しい仲間に出会い、毎日が新発見の連続。マーヤは好奇心が強過ぎてすぐに追いかけてしまうのでウィリーは「待ってよー、マーヤ」を連発する。ウィリーはみつばちの国では優等生ということだがおっとり、のんびり、きわめてスロー。アリの国へ行った時には「僕ウィリー、よろしく」と何百のアリ達と挨拶と握手を繰り返す場面があってその時の顔が忘れられません。楽しい仲間だけでなく蜘蛛のテクラやミツバチを襲うスズメバチとの出会いもあり、最後はスズメバチがミツバチの国を襲おうとしていることを知り、ミツバチの国へ戻ってきます。
 キャストはマーヤに野村道子、ウイリーに野沢雅子、フィリップに永井一郎、カッサンドラ先生に麻生美代子、テクラに沼波輝枝ほか。後に「新ミツバチマーヤの冒険」として1984年新シリーズが同じ日本アニメーションにより制作されテレビ大阪から放映された。こちらの方は今でもお馴染みの声優さんが多数参加している。しかし僕は残念ながら見ていない。
 オープニングは、作詞・作曲伊勢正三、編曲小山恭弘の「みつばちマーヤの冒険」。歌はチータ(水前寺清子)とみつばち合唱団。同じミツバチが主人公の「みなしごハッチ」とは主題が異なるせいもあるが曲想が全然違う。水前寺清子さんが演歌以外の歌、ドラマ主題歌をたくさん歌い、ファミリードラマ、青春ドラマにも出演されていた頃の最後あたりの曲でしょうか、珍しいアニメソング。
 エンディングは同じく伊勢正三作詞・作曲、小山恭弘編曲、歌チータとみつばち合唱団による「おやすみマーヤ」と丹古晴己作詞、はやしごば作・編曲で前川陽子歌唱の「真珠いろのワルツ」の二曲がある。最終回まで見たはずなのに「真珠いろのワルツ」の方は全然記憶にない。不思議。「おやすみマーヤ」は番組の最後を飾る曲としてふさわしいマーヤが葉っぱの上で眠りにつく曲。最後の水前寺さんの「おやすみ、マーヤ」のセリフがとてもよかった。
 ちなみに「新みつばちマーヤの冒険」でも主題歌は「みつばちマーヤの冒険」と「おやすみマーヤ」が使われている。それだけ完成した良い曲ということだろう。
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2005年09月25日

白と黒

 「赤と黒」の間違いではありません。「白」は純粋、潔白、高貴など良いイメージに使われますが、「黒」の方は腹黒い、黒星、暗黒などマイナスのイメージで常に白と対比されてきました。ところが最近の黒ブーム。黒豚、黒豆、黒酢、黒米、黒ビール、黒糖など食品では黒があふれています。
 そしてアニメでは「黒」と言えば「敵役」と相場が決まっていたものが「黒」のヒーローが登場しました。かつては「仮面ライダーブラック」がいましたが、複数のヒーローとなると意外と少ない。赤、青、黄、桃、緑と白、黒が入っていない場合が多いです。全然いないわけではないですが、例えば「百獣戦隊ガオレンジャー」の「ガオブラック」「ガオホワイト」などがいます。昨年颯爽と登場した白と黒のペアーが「ふたりはプリキュア」の「キュアホワイト」と「キュアブラック」の二人。ガオレンジャーも今世紀に入ってからの作品ですから、新しいカラーのヒーローです。「白」と「黒」に対する人の意識が変ってきたからでしょうか。
 さて「ふたりはプリキュア」は美墨なぎさと雪城ほのかの二人の中学生がキュアブラックとキュアホワイトに変身して活躍します。この作品、現在続編というか第二期作品「ふたりはプリキュア・マックスハート」が放映中ということで内容については公式ホームページをごらんください。
 オープニングは「DANZEN!ふたりはプリキュア」で青木久美子作詞、小杉保夫作曲、佐藤直紀編曲、五條真由美歌唱。エンディングは「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」で同じく青木久美子作詞、小杉保夫作曲、佐藤直紀編曲、五條真由美歌唱。二曲ともハイテンション、元気の良い歌で、歌詞もおもしろいです。見たことがないというアナタ、試しにご覧ください。現在のオープニングも「DANZEN!ふたりはプリキュア」(Max Heart バージョン)です。

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2005年09月24日

「宇宙船サジタリウス」



 もうひとつ、80年代アニメを。
 「宇宙船サジタリウス」は1986年にテレビ朝日系列で放映された宇宙SF冒険アニメ。原作者はアンドレア・ロモリ、制作は日本アニメーション、全77話。動物を擬人化してデフォルメした特異なキャラクターがコミカルで漫画調なのだが、ストーリーはきっちり描かれていて正統派。トッピーを中心とした冒険に子供達は夢中だったが、更に人間ドラマを見事に描いて大人も楽しめたアニメーションだった。人気も高く視聴率も稼げたようで6クールと当初の予定を越えて制作されたといことだ。
 中小企業の「宇宙便利屋」に勤めるトッピーは30代、既婚。妻ピートと生まれたばかりの愛娘リブの三人でマンション暮らし、おそろしくお人好し。同じく「宇宙便利屋」のサラリーマンのラナは40代、関西弁を喋る。妻ナラと7人の子持ち。一軒家に住むがローンは残っている、きわめて臆病。好物はラザニア。僕はこの時までラザニアなんて食ったことなかったが、ラナはラザニアを広く広めたアニメキャラ。考古学研究所助手のジラフは20代。物語はジラフの依頼で彼の愛する大学教授アンを捜しにいくところから始まる。考古学学者のアン教授は30代、研究のためなら単身で即行動のキャリアウーマン。自己中心型、クールに見えるがよくよく観察するとそうでもないようだ。後日にジラフと結婚する。
 「宇宙便利屋」は後に倒産、中古宇宙船のサジタリウス号だけが残される。トッピーとラナは「新宇宙便利屋」を起業、研究所を解雇されたジラフとベガ第三星で出合ったシビップを加えて様々な星へ冒険の旅に出る。このシビップ、堀江美都子さんが声を演じておられ歌が上手だという設定。おもいきり人間臭いサジタリウスのクルーの中で異光を放ってました。ストーリーはいくつかのブロックに分かれている。当初2クールの放映予定だったものに物語が追加されつつ構成されている。
 声の出演はトッピーに島田敏、ラナに緒方賢一、ジラフに塩屋翼、シビップに堀江美都子、アン教授に岡本麻弥、トッピーの妻ピートに高島雅羅、ラナの妻ナラに峰あつ子、パルバラに松井菜桜子、ルルに山本百合子、トッピーの娘リブに荘真由美ほか。
 オープニングは「スターダストボーイズ」で阿久悠作詞、鈴木キサブロー作曲、和泉一弥編曲、歌は影山ヒロノブとこおろぎ'73。何かちょっと騒がしくて余り好きでない。エンディングは「夢光年」。オープニングと同様に阿久悠作詞、鈴木キサブロー作曲、和泉一弥編曲、歌は影山ヒロノブとこおろぎ'73。この作品もオープニングと中身は余り見ることができなくて毎週エンディングだけと残念だった。「夢光年」は影山さんには珍しくスローテンポだけどゆったりと宇宙の海原に揺られるサジタリウス号の映像とマッチして名曲。
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