2005年08月04日

「おらぁグズラだど」

 1987年に「おらぁグズラだど」のリメイク版がテレビ東京から放映された。この頃ちょっとしたリメイクブームだった。「怪物くん」や「ロボタン」、そしてこんなギャグアニメまで。ギャグは世代や世相を反映するので当時の子供が笑えても、そのままでは今の子供は笑ってくれるとは限らないから。勿論共通の笑いもあるとは思うが。全く期待せず、とりあえず主題歌だけをおさえて見ることはなかった。後から聞いた話だが旧作のフィルム(モノクロ)をトレースする形で着色する方法でリメイクしたそうで、内容も音声もそのままとか。信じられない、冒険的リメイク版だったらしい。
 旧作「おらぁグズラだど」は1967年から翌年にかけて放映された。今ではあり得るが、当時2クールで放映曜日が変更された珍しい作品。制作はタツノコプロ、全52回。ギャグアニメということで余り真剣に見ていなかったが、グズラの声(大平透さん)と主題歌「おらぁグズラだど」(谷啓さん)で忘れ得ない作品。
 グズラは身長2222ミリ(2メートル22センチ2ミリ)、体重3000333グラム(3トン333グラム)、ビックラ山の火山噴火で誕生、舌が長く、口から火炎を吹く、好物は鉄。この東北訛りの怪獣が居候する凡太とスズ子兄妹の一家を巻き込んで騒動を起こす。制作上はゴジラのパロディだそうだが僕は全然意識しなかった。
 内容の記憶はほとんどない。ひとつだけ覚えているエピソードをあげてみると。家族でハイキングに出かけることになり、グズラは力持ちということで弁当を持つことに。おかずはなぜか缶詰。色々あってみんなとはぐれたグズラはやっとのことで昼食場所の山頂へ到着。みんなが弁当を食べようとしたら、缶詰の中身が全部いっしょになってビニール袋の中に入っている。途中でお腹が空いたグズラが缶を食べて中身をビニール袋に放り込んでしまった。「どうしてくれるんだよ、食べられないよ」という凡太にグズラは「お腹の中に入ったらいっしょだど」。
 さて主題歌「おらぁグズラだど」は作詞が青島幸男、作・編曲が馬渡誠一、歌はクレージーキャッツの谷啓さん。擬音語が多用されているが、青島幸男氏が作詞段階で入れたものと思いきや、全部ではないだろうが谷啓さん自身が即興で入れたとテレビでおっしゃっていた。「ドヒヒヒヒ」、「リキキキキ」、「ブヒヒヒヒ」、「ムシャシャシャシャ」、「ドッタドタドンドンドッタドタドン」。この妙な擬声語のオンパレードは強烈で忘れられない。
posted by KAZU at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション