2005年08月10日

「かいけつタマゴン」



 「カバトット」をご紹介すれば、次はこの作品を避ける訳にはいきません、「かいけつタマゴン」。「カバトット」と同じくタツノコプロの制作、1972年より「カバトット」の終了を受けて放映された、5分1話完結、全195話。タマゴンの声を演じるのは同じく大平透氏。
 ストーリーはいつも困ったこと、ちょっとした悩み事から。それを解決するためにタマゴンに玉子を与えると、タマゴンは玉子を食べて「ケッコー!タマゴン!」と奇声をあげて一つのヘンな形の卵を産む。その卵から生まれた怪獣が悩みを解決するというもの。キャラクターはタマゴン以外にも登場するが、喋るのはナレーターが大半で、あとはタマゴンだけ。
 「カバトット」の後番組として頑張ったが前作の印象がかなり強くて、こちらを覚えておられる方は思ったほど多くない。主題歌は「かいけつタマゴン」で竜の子プロダクション文芸部作詞、はやしこば作曲、歌はムーン・ドロップス。スポンサー紹介を含めても15秒ほどの、これまた短いオープニング。この曲も実は一番の歌詞の冒頭の部分だけを使っていて、フルコーラスでは長いらしい。歌詞のデータはあるが聞いたことがない。
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2005年08月09日

沢木哲也〜アギト(7)〜

 最初の方では一体何者なのかわからず、最終回まで来て大変物語の核心に近いところにいた重要人物だったのが沢木哲也 (本名・津上翔一)。
 翔一(本名・沢木哲也)があかつき号で水のエルに海にたたき込まれ、海岸に打ち上げられた時には記憶を喪失していた。持っていた手紙が「津上翔一」宛だったために名前が入れ替わっている事情がある。
 沢木は翔一の姉(沢木雪菜)の恋人で、超能力が覚醒した雪菜は暴走した超能力で真魚の父親・風谷信幸氏を殺害、その後自殺していた。その真相を確かめるために翔一は沢木に会いに行くためにあかつき号に乗っていた。翔一の姉・雪菜は物語中では常に過去の人であり、翔一や沢木の思い出の中でしか登場しないが美化された綺麗なイメージの中の人という感じ。演じているのは笠間あゆみさん。
 沢木は雪菜が自殺した後、自らも命を絶つが、「闇の力」が人からアギトの力を抹消するために蘇らせた。沢木は闇の力に協力することと引き換えに永遠の力と超人的パワーを授かる。ところが沢木は「闇の力」を裏切ってアギトの力を守る側に着く。正体が明らかになるまでは冷たい感じの男だったが、真魚の力を増幅させて涼を蘇生させたり、木野に力の使い方を忠告したりするあたりから温かみが出始めた。きわめつけは翔一のレストランの同僚岡村可奈がアギトの力に目覚めて自殺を計ったとき。彼女の手を必死でつかむ翔一にさらに手を差し伸べたのが沢木だった。最後に「闇の力」とテーブルで語りあった後、静かに息を引き取る姿が印象的だった。演じたのは小川敦史氏。穏やかな顔つきは悪人には向かないなと思うがいかがだろう。
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2005年08月08日

榊亜紀〜アギト(6)〜

 あかつき号の乗客の内、翔一と木野を除いて超能力が覚醒してそれを使うようになったのは榊亜紀と相良克彦の二人。この二人にまつわるエピソードもなかなかおもしろかった。
 変身の度に身体が蝕まれていく葦原涼。傷ついた彼を救ったのが榊亜紀だったが、亜紀は最初は涼があかつき号の乗客でないのに、アギトの力を持つことに疑問を持ち、彼を介抱しながら木野に状況を連絡していた。ところが北條透の「アギト捕獲作戦」で涼が殺されたと思い込んだ亜紀の超能力が覚醒した。アギト捕獲部隊への復讐を開始した亜紀は北條透を襲う。超能力でガードレールを北条の身体に巻き付ける亜紀。ここで亜紀を殺すためアンノウン「クィーンジャガーロード」が出現して北條は命拾いする。絶命した亜紀を抱き起こすアギトを見た涼(ギルス)はアギトと激しい戦いを繰り広げる。
 この誤解が解けるのは10話も後の第33話あたりで。アギトとギルスは水のエルの攻撃を受け変身が解けてしまいお互いの正体を知ってしまう。翔一の胸ぐらをつかまえて涼は言う「なぜ亜紀を殺した!」。翔一は真実を語るが尚も憤りを抑えられない涼。「お前が人を殺せないことくらい俺にもわかる」これを機にアギトは助け合える仲間を得ることになる。
 榊亜紀を演じたのは佐久間雅子さん。レギュラー以外のあかつき号乗客の中で最も多く出演した。物陰から超能力を使う目、北條を超能力で締め上げる目、目が印象的でした。
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2005年08月07日

「カバトット」



 先日「おらぁグズラだど」をご紹介しましたが、グズラの声は大平透さん。大平透さんというと僕が一番に思い出すのは「スパイ大作戦」の謎の司令「おはようフェルプスくん…」のあの渋い声。同じ系統の声で演じているのが「科学忍者隊ガッチャマン」の南部博士ですね。ところがどういう訳か主役級のアニメとなると「ハクション大魔王」の魔王だったり、グズラだったり。「カバトット」のカバも大平透さん。
 「カバトット」は1971年1月から翌年の9月まで放映されました。月曜から金曜日まで毎日5分間の帯番組で、5分1話完結で全300回。制作はタツノコプロでこれはカラー作品。カバとカバの口の中に居候しているトットのギャグあり、人情ものありのたのしいお話で、トットはいつも意地悪なことばかりしていますが、超お人よしのカバは絶対に怒ることがありません。カバは大平透さん、トットは曽我町子さん、他にキャラクターは殆ど出てきません。
 主題歌は「カバトット」で作詞は丘灯至夫、作曲は水上勉、歌は加世田直人とコロムビア・メールハーモ ニー。スポンサーの紹介も入れて約15秒のオープニングでした。ソノシートやレコードも出ているようで、そちらではフルコーラスで聞くことができるようですが、僕もまだ一度もお目にかかったことがありません。タツノコプロのホームページではこの1曲だけが公式の主題歌となっていますが、その他にも歌が作られていたようです。
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2005年08月06日

三浦智子〜アギト(5)〜

 「あかつき号」事件関係者のその後を。
 あかつき号の乗員・乗客の内、最終回まで生き残ったのは主人公沢木哲也(翔一)と真島浩二の二人だけ。ギルスの葦原涼の父、和雄は衰弱死しているがその他のメンバーは全員殺されている。アナザーアギトの木野薫は戦いの傷で死亡、関谷真澄の体内には水のエルが潜んでおり、高島船長、橘純、は関谷に殺され、関谷自身は水のエルに殺されている。相良克彦、榊亜紀と篠原佐恵子は怪人に襲われ死亡している。残る三浦智子一人だけが「闇の力」(黒の青年)によって殺されている。
 三浦智子は篠原佐恵子の会社の同僚で旅行であかつき号に乗り合わせた。そして事件後、町中で記憶を喪失した沢木哲也(翔一)の記憶を取り戻すために尽力していた真魚に出会う。真魚から何でも知っていることを教えてと言われた三浦智子は木野に電話をする。「異形のものに変化した男に間違いありません」「記憶を失って津上翔一と名乗っているようです」と伝えている。智子は電話で翔一と待ち合わせの約束をするのだが、会う前に闇の力によって針金で首を締められて殺害される。彼女の手帳に津上翔一とのランデブーのメモがあったために、翔一は容疑者として警察に拘束されることになる。
 この三浦智子はあかつき号の乗客の中で長身、知的な雰囲気を持つ美女。余りにあっけなく殺されて出番が少なかったのがおしい。もう少し見たかったなあ。演じるのは森下まひろさん。
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2005年08月05日

「仮面ライダーAGITO」〜アギト(4)〜

 「仮面ライダーアギト」のオープニング主題歌が「仮面ライダーAGITO」。ちょっとオープニングとしてはインパクトに欠ける歌だった。平坦で盛り上がりのない調子、メロディに対して字余りの印象を与える歌詞、サビの部分の英語の歌詞が聞き取りづらくて意味が分かりにくい。平成仮面ライダーシリーズのオープニングでは一番人気がないのじゃないか?藤林聖子作詞、三宅一徳作・編曲、歌は石原慎一。
 Ready to Go, Count ZERO
 仮面ライダーAGITO
 …
 Here we go, Count ZERO
 仮面ライダーAGITO

 それにひきかえエンディング、特に最初にのエンディング曲である「Believe Yourself」はなかなか素晴らしかった。エンディングとされているが、実際は「クウガ」のように本編が終わった後にエンディングはなくて、本編の最後の場面で、特に戦いの場面で劇中歌として使われた。藤林聖子作詞、三宅一徳作・編曲、歌は風雅なおと。劇中の割に歌詞が聞き取りやすく、番組の進行ともマッチして最後の場面を盛り上げた。
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2005年08月04日

「おらぁグズラだど」

 1987年に「おらぁグズラだど」のリメイク版がテレビ東京から放映された。この頃ちょっとしたリメイクブームだった。「怪物くん」や「ロボタン」、そしてこんなギャグアニメまで。ギャグは世代や世相を反映するので当時の子供が笑えても、そのままでは今の子供は笑ってくれるとは限らないから。勿論共通の笑いもあるとは思うが。全く期待せず、とりあえず主題歌だけをおさえて見ることはなかった。後から聞いた話だが旧作のフィルム(モノクロ)をトレースする形で着色する方法でリメイクしたそうで、内容も音声もそのままとか。信じられない、冒険的リメイク版だったらしい。
 旧作「おらぁグズラだど」は1967年から翌年にかけて放映された。今ではあり得るが、当時2クールで放映曜日が変更された珍しい作品。制作はタツノコプロ、全52回。ギャグアニメということで余り真剣に見ていなかったが、グズラの声(大平透さん)と主題歌「おらぁグズラだど」(谷啓さん)で忘れ得ない作品。
 グズラは身長2222ミリ(2メートル22センチ2ミリ)、体重3000333グラム(3トン333グラム)、ビックラ山の火山噴火で誕生、舌が長く、口から火炎を吹く、好物は鉄。この東北訛りの怪獣が居候する凡太とスズ子兄妹の一家を巻き込んで騒動を起こす。制作上はゴジラのパロディだそうだが僕は全然意識しなかった。
 内容の記憶はほとんどない。ひとつだけ覚えているエピソードをあげてみると。家族でハイキングに出かけることになり、グズラは力持ちということで弁当を持つことに。おかずはなぜか缶詰。色々あってみんなとはぐれたグズラはやっとのことで昼食場所の山頂へ到着。みんなが弁当を食べようとしたら、缶詰の中身が全部いっしょになってビニール袋の中に入っている。途中でお腹が空いたグズラが缶を食べて中身をビニール袋に放り込んでしまった。「どうしてくれるんだよ、食べられないよ」という凡太にグズラは「お腹の中に入ったらいっしょだど」。
 さて主題歌「おらぁグズラだど」は作詞が青島幸男、作・編曲が馬渡誠一、歌はクレージーキャッツの谷啓さん。擬音語が多用されているが、青島幸男氏が作詞段階で入れたものと思いきや、全部ではないだろうが谷啓さん自身が即興で入れたとテレビでおっしゃっていた。「ドヒヒヒヒ」、「リキキキキ」、「ブヒヒヒヒ」、「ムシャシャシャシャ」、「ドッタドタドンドンドッタドタドン」。この妙な擬声語のオンパレードは強烈で忘れられない。
posted by KAZU at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション