この作品も全く見ていないもののひとつ。見たくても日本にいなかった時のもので仕方がない。しかし、ネット上でいろいろ寸評を読んでみると、小説から入って絶賛している方もいれば、ボロクソにけなしている方もいる。ベタほめの人もいるし、頭ごなしに否定している人も見かけるが、さていったいどんなアニメだったのか?
原作は神坂一/義仲翔子、監督は渡部高志、キャラクターデザインに義仲翔子/宮田奈保美、制作はイージーフィルム/テレビ東京で、1998年テレビ東京系列で放映された。全26話。視聴率を見る限りはヒット作品とは言い難い。
この作品での注目株はキャナルを演じた林原めぐみさんでしょう。オープニングの「〜infinity〜∞」、エンディングの「EXTRICATION」共に林原さんの歌。ジャケットの写真は、僕にとっては声優&歌手林原めぐみを印象づけた一枚。
「〜infinity〜∞」はMEGUMI作詞、佐藤英敏作曲、添田啓二編曲。
めちゃくちゃにがむしゃらに 空っぽに
歩いたその先に
「EXTRICATION」は有森聡美作詞、大森俊之作・編曲。
目に目に映った I wish born
夢 ユメ にまで見てたなら
明日、明後日とふたたびパソコンのない世界へ。更新をお休みします。
2005年07月29日
2005年07月28日
ストリンガー葬送曲
TV版「聖闘士星矢」の「黄金聖闘士篇(聖域・サンクチュアリ編)」の後、TV版オリジナルストーリーとして制作されたのが「アスガルド篇(黄金の指輪篇)」。アテナ復活で聖域は浄化されて、星矢たち青銅聖闘士たちの聖衣は黄金聖闘士たちの血と牡羊座アリエスのムウの力によって新しい装いに変わった。実のところ僕は余りニュー聖衣はあまり好きではない。特にお気に入りの一輝の聖衣はあれはどう見ても不死鳥の姿じゃないと思うのだが。
それはさておき、北欧アスガルドの神、オーティーンの地上代行者ヒルダのもとに伝説の神闘衣を纏う7人の神闘士(ゴッドウォーリア)が集結、ゼータ星ミザールのシドが聖域を強襲した。牡羊座のアルデバランを一撃のもとに倒し、その矛先を沙織に向けたが、星矢達がかけつける。アスガルドに向かった星矢たちと神闘士たちの戦いが始まる。
トール、フェンリル、ハーゲンを倒した星矢達の次の相手はエータ星ベネトナーシュのミーメ。ミーメは竪琴の名手で必殺技はストリンガー葬送曲(レクイエム)で、竪琴の音色が神経を狂わせて幻影を見せ、次の一閃で弦が全身を締め上げ切り裂く。このミーメが奏でる竪琴の音楽が「ストリンガー葬送曲のテーマ」。聖闘士星矢の敵側のテーマとしては一番優しくもの悲しい調べで大好きだ。実はこの曲は劇場版第1作で瞬が戦った琴座のオルフェウスのテーマ曲からの流用。
当時CDで聞きたくて捜し回った。「黄金の指輪篇」は音楽集VIなのだが、ここには収録されていない。解説書には劇場版第1作の流用であることが記されている。劇場版第1作の音楽は音楽集IIIに収録されているが、ここでは選に漏れていて音楽集IV「神々の熱き戦い」に未収録編として収録されている。ごく短い曲なのだが、一聴の価値ありというところ。CDの入手は少々困難なのだが、劇場版第1作のビデオは割と簡単にレンタルできると思う。興味のある方はことちらを借りてお聴きになっては。
それはさておき、北欧アスガルドの神、オーティーンの地上代行者ヒルダのもとに伝説の神闘衣を纏う7人の神闘士(ゴッドウォーリア)が集結、ゼータ星ミザールのシドが聖域を強襲した。牡羊座のアルデバランを一撃のもとに倒し、その矛先を沙織に向けたが、星矢達がかけつける。アスガルドに向かった星矢たちと神闘士たちの戦いが始まる。
トール、フェンリル、ハーゲンを倒した星矢達の次の相手はエータ星ベネトナーシュのミーメ。ミーメは竪琴の名手で必殺技はストリンガー葬送曲(レクイエム)で、竪琴の音色が神経を狂わせて幻影を見せ、次の一閃で弦が全身を締め上げ切り裂く。このミーメが奏でる竪琴の音楽が「ストリンガー葬送曲のテーマ」。聖闘士星矢の敵側のテーマとしては一番優しくもの悲しい調べで大好きだ。実はこの曲は劇場版第1作で瞬が戦った琴座のオルフェウスのテーマ曲からの流用。
当時CDで聞きたくて捜し回った。「黄金の指輪篇」は音楽集VIなのだが、ここには収録されていない。解説書には劇場版第1作の流用であることが記されている。劇場版第1作の音楽は音楽集IIIに収録されているが、ここでは選に漏れていて音楽集IV「神々の熱き戦い」に未収録編として収録されている。ごく短い曲なのだが、一聴の価値ありというところ。CDの入手は少々困難なのだが、劇場版第1作のビデオは割と簡単にレンタルできると思う。興味のある方はことちらを借りてお聴きになっては。
2005年07月27日
「残酷な天使のテーゼ」
「新世紀エヴァンゲリオン」は1995年から放映されたロボット系アニメ。全26話と半年間の放映であったが、放映終了後も劇場版が制作され、「社会派アニメ」として議論を呼んだらしい。らしいと書いたのは、ちょうど海外生活を始める直前で、アニメ好きの僕もさすがにアニメにかかわっている時間がなかった。TV版も全然見ていない。さらに海外では日本の情報が不足気味で、政治・経済にかかわるニュースや国内外の日本に関係する事件・事故は伝わってくるがアニメなど論外。かろうじて20代の若者から口コミで聞くニュースだけが情報源だった。日本に帰ってから、いろいろと雑誌等を読んでみたが、他人の評は読めても作品の魅力は全然伝わってこない。未だもって見ていないのでコメントは作品を鑑賞してからにするとして、今日は名曲「残酷な天使のテーゼ」を。
言わずと知れた高橋洋子さんの歌うエヴァンゲリオンのオープニング。及川眠子作詞、佐藤英敏作曲、大森俊之編曲、キングレコードからシングルCDで発売(1995年)
残酷な天使のように
少年よ 神話になれ
本来主題歌は作品を見つつ楽しむものだと思うのだが、今回はちょっとお許しいただき少しコメントを。この曲は及川眠子さんの歌詞がすばらしい。イメージ的な歌詞には違いないのだが神が導いた無情の、人から見れば非情の運命を歌っている。「神話になれ」という言葉が繰り返し使われていて運命、歴史といったものを連想させる。
人は愛をつむぎながら
歴史をつくる
さて、少年は神話になれたのか。いよいよビデオを借りてみようと思う。楽しみだ。
言わずと知れた高橋洋子さんの歌うエヴァンゲリオンのオープニング。及川眠子作詞、佐藤英敏作曲、大森俊之編曲、キングレコードからシングルCDで発売(1995年)
残酷な天使のように
少年よ 神話になれ
本来主題歌は作品を見つつ楽しむものだと思うのだが、今回はちょっとお許しいただき少しコメントを。この曲は及川眠子さんの歌詞がすばらしい。イメージ的な歌詞には違いないのだが神が導いた無情の、人から見れば非情の運命を歌っている。「神話になれ」という言葉が繰り返し使われていて運命、歴史といったものを連想させる。
人は愛をつむぎながら
歴史をつくる
さて、少年は神話になれたのか。いよいよビデオを借りてみようと思う。楽しみだ。
2005年07月26日
「響きの調べ」
戦隊シリーズでは「ゴレンジャー」以来たくさんの挿入歌が使われているが、BGMとして使われているものが殆どで、歌そのものがストーリーに関係してくるというケースは少ない。そんな中で「百獣戦隊ガオレンジャー」の「響きの調べ」は物語に深く関係する名曲のひとつ。
1000年前のこと、ガオディアスはシロガネ(ガオシルバー)の笛に合わせて先代の巫女ムラサキの歌を聞くのが好きだった。ところがオルグの急襲に合い、ガオシルバーはムラサキを守り切ることができず、首に傷を負う。そのために彼女は歌を歌うことができなくなってしまう。ガオディアスはシロガネがムラサキを、ムラサキの歌声を守ることができなかったことに腹を立ててガオシルバーに協力しなくなる。1000年を経た今になってもガオディアスの怒りは鎮まらない。ガオディアスの怒りを鎮めるためにテトムは祖母ムラサキの歌を練習してガオディアスに聞かせる。その曲がこの「響きの調べ」。磯谷佳江作詞、柘植由秀作曲、掛橋誠一編曲、歌はテトム(岳美)。「百獣戦隊ガオレンジャーMUSIC & SONG COLLECTION」で聞くことができる。
ちなみにガオディアスは鹿の聖獣。相手の力を封じ込め、仲間の傷を癒す能力がある。
1000年前のこと、ガオディアスはシロガネ(ガオシルバー)の笛に合わせて先代の巫女ムラサキの歌を聞くのが好きだった。ところがオルグの急襲に合い、ガオシルバーはムラサキを守り切ることができず、首に傷を負う。そのために彼女は歌を歌うことができなくなってしまう。ガオディアスはシロガネがムラサキを、ムラサキの歌声を守ることができなかったことに腹を立ててガオシルバーに協力しなくなる。1000年を経た今になってもガオディアスの怒りは鎮まらない。ガオディアスの怒りを鎮めるためにテトムは祖母ムラサキの歌を練習してガオディアスに聞かせる。その曲がこの「響きの調べ」。磯谷佳江作詞、柘植由秀作曲、掛橋誠一編曲、歌はテトム(岳美)。「百獣戦隊ガオレンジャーMUSIC & SONG COLLECTION」で聞くことができる。
ちなみにガオディアスは鹿の聖獣。相手の力を封じ込め、仲間の傷を癒す能力がある。
2005年07月25日
「真・女神転生デビルチルドレン」/主題歌
今日は「真・女神転生デビルチルドレン」の主題歌をご紹介。
デビルチルドレンアニメ版の主題歌ならばヴォーカル関係はこのCDをひとつで十分かと思います、「真・女神転生D(デビル)チルドレン スーパーベスト」。シングル盤をコレクションされておられる方は別ですが、これ一枚でオープニング、エンディング、挿入歌をほぼ全て聞くことができます。(収録データは Read More にて)
「デビチル」の方は記事を書くほど聞き込んでいないので、今回は「ライト&ダーク」の方だけを取り上げたいと思います。
オープニングはリズムとメロディ主体のビートの効いた音楽で歌詞が聞き取り難いほどの、悪く言えばやかましい曲。歌えと言われると歌詞が出て来ない(苦笑)。それでいてじっくり歌詞を読んでみると番組名や作品のキーワードがちゃんと出てくるところが憎い。
前期のオープニングが「ライト&ダーク〜時を救え!」。最初のオープニングとしてインパクトは強い。サビの部分の“ライト&ダーク 時を救え”のところが一番印象的。後期のオープニングが高取ヒデアキの歌う「ボーイズ・アンド・ガールス!」。高取さんの歌声が心地よいのだが、インパクトはもうひとつかな。
エンディングはオープニングとはがらりと変わってゆっくりとした曲。歌詞も聞き取りよくて言葉のイメージが中心の歌。やはり前期の「ハッピーライフ」は最初の曲なので印象が強い。オープニングとカップリングされていたらCDも購入したと思う。なかなか良い曲です。後期エンディングは堀江美都子さんの歌う「Birthday Smile」。いかに堀江さんがアニメ歌手としてだけでく、歌手として偉大かを再確認できます。CDを頭から聞いて6曲目、こんなにゆっくりした曲なのにメリハリのついた言葉と音楽が頭に飛び込んできます。
ブーム最盛期を過ぎてビデオやCDを置いている店が少なくなりましたが、まだレンタルできるところもあるようです。CDはかなり苦しいかもしれません。機会があったらデビルチルドレンの世界を垣間見てはいかがでしょう。Read More
デビルチルドレンアニメ版の主題歌ならばヴォーカル関係はこのCDをひとつで十分かと思います、「真・女神転生D(デビル)チルドレン スーパーベスト」。シングル盤をコレクションされておられる方は別ですが、これ一枚でオープニング、エンディング、挿入歌をほぼ全て聞くことができます。(収録データは Read More にて)
「デビチル」の方は記事を書くほど聞き込んでいないので、今回は「ライト&ダーク」の方だけを取り上げたいと思います。
オープニングはリズムとメロディ主体のビートの効いた音楽で歌詞が聞き取り難いほどの、悪く言えばやかましい曲。歌えと言われると歌詞が出て来ない(苦笑)。それでいてじっくり歌詞を読んでみると番組名や作品のキーワードがちゃんと出てくるところが憎い。
前期のオープニングが「ライト&ダーク〜時を救え!」。最初のオープニングとしてインパクトは強い。サビの部分の“ライト&ダーク 時を救え”のところが一番印象的。後期のオープニングが高取ヒデアキの歌う「ボーイズ・アンド・ガールス!」。高取さんの歌声が心地よいのだが、インパクトはもうひとつかな。
エンディングはオープニングとはがらりと変わってゆっくりとした曲。歌詞も聞き取りよくて言葉のイメージが中心の歌。やはり前期の「ハッピーライフ」は最初の曲なので印象が強い。オープニングとカップリングされていたらCDも購入したと思う。なかなか良い曲です。後期エンディングは堀江美都子さんの歌う「Birthday Smile」。いかに堀江さんがアニメ歌手としてだけでく、歌手として偉大かを再確認できます。CDを頭から聞いて6曲目、こんなにゆっくりした曲なのにメリハリのついた言葉と音楽が頭に飛び込んできます。
ブーム最盛期を過ぎてビデオやCDを置いている店が少なくなりましたが、まだレンタルできるところもあるようです。CDはかなり苦しいかもしれません。機会があったらデビルチルドレンの世界を垣間見てはいかがでしょう。Read More
2005年07月24日
「真・女神転生デビルチルドレン」
ゲームには疎いので余り深入りしませんが、「真・女神転生デビルチルドレン」は株式会社アトラスのゲームシリーズ。ゲームボーイとして発売された。「黒の書」・「赤の書」以降「白の書」、「光の書」・「闇の書」、「炎の書」・「氷の書」などがあるそうな。
ここから登場したのがアニメ版「真・女神転生デビチル」で「黒の書」と「赤の書」を原作としている。放映は2000年10月から1年、TBS系列で放送された。制作は東京ムービーで全50話。その後、「光の書」・「闇の書」を原作とする「真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク」が2002年10月から1年間テレビ東京系列で放送された。こちらは制作がアクタスで全52話。両作品ともなかなかの人気で、ゲームという原作があるのでストーリーがしっかりしている。見ていて飽きのこないものだが、そこはゲームの世界で騒々しいのと同じパターンの繰り返しが多くて、飽きがこないと書いたものの、少々ひつこさが残る。「デビチル」の方はやや低年齢向け、女神転生ものとしてはかわいくできている。「ライト&ダーク」の方は少し対象年齢を上げているようで、大人が見ても結構楽しめた。道理や常識が通らないシーンも多かったけどそこはアニメの世界、気にしないで。
「ライト&ダーク」はほぼ全部見たのでこちらの方が印象が深い。初回から登場したジン(進藤一宏)、アキラ(宮野真守)、レナ(宍戸留美)、亜美(笠原弘子)の4人が中心にサブレギュラーが増えていく。サブレギュラーがなかなかクセのあるおもしろいやつらだった。
ジンとアキラ、それにレナの三人がその意味の重さを全く気にせず呪文を唱えたことで時間が止まり、「ヴァルハラ」と呼ばれる世界に飛ばされてしまう。そこはかつて人間とデビルが共に平和に暮らしていたが、今では帝国軍が支配する世界となっていた。ジンとアキラは亜美の導きで「デビルチルトレン」の力に目覚め、ランド(水島裕)とゲイル(土田大)というパートナーと共に元の世界へ戻るため、ヴァルハラの平和を取り戻すために旅に出る。
主題歌は数が多いので明日にでもまとめて。
ここから登場したのがアニメ版「真・女神転生デビチル」で「黒の書」と「赤の書」を原作としている。放映は2000年10月から1年、TBS系列で放送された。制作は東京ムービーで全50話。その後、「光の書」・「闇の書」を原作とする「真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク」が2002年10月から1年間テレビ東京系列で放送された。こちらは制作がアクタスで全52話。両作品ともなかなかの人気で、ゲームという原作があるのでストーリーがしっかりしている。見ていて飽きのこないものだが、そこはゲームの世界で騒々しいのと同じパターンの繰り返しが多くて、飽きがこないと書いたものの、少々ひつこさが残る。「デビチル」の方はやや低年齢向け、女神転生ものとしてはかわいくできている。「ライト&ダーク」の方は少し対象年齢を上げているようで、大人が見ても結構楽しめた。道理や常識が通らないシーンも多かったけどそこはアニメの世界、気にしないで。
「ライト&ダーク」はほぼ全部見たのでこちらの方が印象が深い。初回から登場したジン(進藤一宏)、アキラ(宮野真守)、レナ(宍戸留美)、亜美(笠原弘子)の4人が中心にサブレギュラーが増えていく。サブレギュラーがなかなかクセのあるおもしろいやつらだった。
ジンとアキラ、それにレナの三人がその意味の重さを全く気にせず呪文を唱えたことで時間が止まり、「ヴァルハラ」と呼ばれる世界に飛ばされてしまう。そこはかつて人間とデビルが共に平和に暮らしていたが、今では帝国軍が支配する世界となっていた。ジンとアキラは亜美の導きで「デビルチルトレン」の力に目覚め、ランド(水島裕)とゲイル(土田大)というパートナーと共に元の世界へ戻るため、ヴァルハラの平和を取り戻すために旅に出る。
主題歌は数が多いので明日にでもまとめて。
2005年07月23日
「風雲ライオン丸」
「風雲ライオン丸」は「快傑ライオン丸」の後番組として制作放映された第2段作品。配役やキャラクターの一部を前作から引き継いでいるけれども続編ではなくて、全くの新作の形をとっている。1973年、全25話。
前作で獅子丸がゴースンとたたかって果てたので続編という訳にはいかなかっただろうけれど、作り手からしてみると変身ものが乱立し始めた頃でもあり、新しい試みを加えて新鮮な感じを出そうとしている。いっそのこと続編の方が人気が出たかも。
まずライオン丸は背中に背負ったロケットで空中に舞い上がりロケット変身、兜を着けて強さを強調(これがどうもマズかったようだ)、主人公弾獅子丸は無口でクール、戦国の世に幌馬車を登場させて西部劇風。最後のウエスタンの味を加えたところは僕は一番斬新だと思うのだが。不幸なことに子供に人気が出ず、途中で盛り返し策を講じるも25話で終わったのはやはり視聴率が低過ぎたのでしょうか。
ライオン丸は強いが正義のヒーロー的要素は少ない。敵を倒すが人を救うことができないケースも多かった。で悩む。兜で身を守ることが弱さだと指摘されて兜を外す。ライオン=たてがみ、それを兜で隠したことが見かけの不人気の原因とか言われるけれど、それが「風雲ライオン丸」の姿であり、中途半端なことをしてほしくなかった。事情通の方のサイトを見ると人気回復のために兜を外したり、タイガージョー(弟)を登場させたりしたとか。愚かなことを。
視聴率で動いてしまうとやはり、作品の深さがなくなってしまいます。
戦国の世、マントルゴッドの率いる地下帝国マントル一族が日本征服を始める。地虫忍者が村人達を襲い獅子丸の兄・忍者弾影之進は戦うが瀕死の重症を負い、弟獅子丸に後を託して息絶える。その兄の意志を継いで獅子丸は変身忍法ロケット変身でライオン丸となって戦う。父を訪ねて幌馬車で旅をする志乃と三吉の姉弟を助けたことからいっしょに旅をすることに。志乃は前作沙織のように戦う力はなく、襲われるとひたすら幌馬車を飛ばして逃げる。第1話から「怪傑ライオン丸」とは違います!と思い切り主張した作品。最初のあたりで兄と語る獅子丸は普通の青年だったが、兄が亡くなってからはクール、無口、暗い。なかなか魅力ある作品だったのだが。
オープニングは「行け友よライオン丸よ」で、ウエスタンの雰囲気を流し込んだメロディ。ライオン丸を連呼する正統派主題歌。中村しのぶ作詞、筒井広志作・編曲、歌は浜ジョージとブルーエンジェルス。エンディングは「行くぞ!ライオン丸」。こちらはオープニングの重さはなくて軽くてどちらかいうと楽しい曲。主題歌音楽としても斬新な面を見せている。中村しのぶ作詞、和田昭治作・編曲、歌は和田昭治とヤング・エコーズ。挿入歌には中山千夏さんや青木望さんが参加していて、ヒロイン志乃が毎回歌う「志乃の数え唄」は中山千夏さんの作詞。
前作で獅子丸がゴースンとたたかって果てたので続編という訳にはいかなかっただろうけれど、作り手からしてみると変身ものが乱立し始めた頃でもあり、新しい試みを加えて新鮮な感じを出そうとしている。いっそのこと続編の方が人気が出たかも。
まずライオン丸は背中に背負ったロケットで空中に舞い上がりロケット変身、兜を着けて強さを強調(これがどうもマズかったようだ)、主人公弾獅子丸は無口でクール、戦国の世に幌馬車を登場させて西部劇風。最後のウエスタンの味を加えたところは僕は一番斬新だと思うのだが。不幸なことに子供に人気が出ず、途中で盛り返し策を講じるも25話で終わったのはやはり視聴率が低過ぎたのでしょうか。
ライオン丸は強いが正義のヒーロー的要素は少ない。敵を倒すが人を救うことができないケースも多かった。で悩む。兜で身を守ることが弱さだと指摘されて兜を外す。ライオン=たてがみ、それを兜で隠したことが見かけの不人気の原因とか言われるけれど、それが「風雲ライオン丸」の姿であり、中途半端なことをしてほしくなかった。事情通の方のサイトを見ると人気回復のために兜を外したり、タイガージョー(弟)を登場させたりしたとか。愚かなことを。
視聴率で動いてしまうとやはり、作品の深さがなくなってしまいます。
戦国の世、マントルゴッドの率いる地下帝国マントル一族が日本征服を始める。地虫忍者が村人達を襲い獅子丸の兄・忍者弾影之進は戦うが瀕死の重症を負い、弟獅子丸に後を託して息絶える。その兄の意志を継いで獅子丸は変身忍法ロケット変身でライオン丸となって戦う。父を訪ねて幌馬車で旅をする志乃と三吉の姉弟を助けたことからいっしょに旅をすることに。志乃は前作沙織のように戦う力はなく、襲われるとひたすら幌馬車を飛ばして逃げる。第1話から「怪傑ライオン丸」とは違います!と思い切り主張した作品。最初のあたりで兄と語る獅子丸は普通の青年だったが、兄が亡くなってからはクール、無口、暗い。なかなか魅力ある作品だったのだが。
オープニングは「行け友よライオン丸よ」で、ウエスタンの雰囲気を流し込んだメロディ。ライオン丸を連呼する正統派主題歌。中村しのぶ作詞、筒井広志作・編曲、歌は浜ジョージとブルーエンジェルス。エンディングは「行くぞ!ライオン丸」。こちらはオープニングの重さはなくて軽くてどちらかいうと楽しい曲。主題歌音楽としても斬新な面を見せている。中村しのぶ作詞、和田昭治作・編曲、歌は和田昭治とヤング・エコーズ。挿入歌には中山千夏さんや青木望さんが参加していて、ヒロイン志乃が毎回歌う「志乃の数え唄」は中山千夏さんの作詞。