コンピューターは今は完全に日本語ですが、僕が小学校の頃は違いました。英語の「
computer」は「compute」(計算する)から「計算するもの」=「計算機」ということで「computer」の和訳は電子計算機というのが一般的でした。将来はコンピューターが自動車や炊飯器に組み込まれるという話を聞き、なんで炊飯器に計算が必要なの?と思った記憶があります。
さて、アニメや特撮でもコンピューターは度々登場しますが、中でもコンピューターにまつわるエピソードをとりあげてみたいと思います。
最初はルパン三世の第22話「先手必勝コンピューター作戦!」。ルパン逮捕に失敗が続く日本警察。そこでFBIからコンピューターで犯罪を予測し実績を上げているゴードン氏を招聘する。当然銭形警部はルパンがコンピューターなどで捕まえらるものかと思っている。ところがゴードン氏のコンピューター予測が的中しルパンは取り逃がすが次元と五ヱ門を逮捕することに成功する。驚く銭形、勝ち誇るゴードン氏。
さらにゴードン氏はコンピューターの予測を読み上げる。「なになに、ルパンは私を誘拐して私にに化けてニセのコンピューター予測をする。次元と五ヱ門を地下の留置場から最上階へ移動させ、窓の下にトランポリンを搭載した車を用意し下へ飛び下りて脱出する」さらに全員逮捕は最後のトランポリン車を包囲することと付け加える。かくしてゴードン氏は誘拐されニセゴードン氏はニセ予測を読み上げる。それがルパンと知っている銭形は手を出したくて仕方がないが所長に睨まれる。次元と五ヱ門は最上階へ移され、脱出方法のメモが渡される。
ルパンが考える。俺がコンピューターの裏をかいて、いやその先をコンピューターが予測していたら…。「まあいいや、俺のやり方でやるさ」。最後トランポリン車の周辺で待ち構える警察官を尻目にルパンたちはグライダーで脱出する。「人間のきまぐれってやつよ」(ルパン)。ゴードン氏のコンピューターもルパンのきまぐれまでは予測できなかった。
人の行動パターンをコンピューターが予測できる時代にはなったが、犯罪に活用できるところまではまだまだって感じでしょうか。