2004年10月31日

大古のZ攻撃を知っていますか?



 「ミュンヘンへの道」はネット上を検索しても本当に映像資料が出て来ない。まあ実在する選手が出ているから仕方ないことかもしれない。ミュンヘン後の不幸な事件も重なったから余計かも。世に「大古事件」と呼ばれ、松平監督の顔写真が新聞紙上に載りました。
 それはさておき、僕は大古選手がサントリーに移ってからも大好きで、というよりサントリーの大古の印象が一番強いです。大砲が大古一人でバックアタックを多用、そのためバックフェイントなる技も登場しました。その大古選手が編み出したのが「Z攻撃」。
 「Z攻撃」は移動攻撃で、セッターの後側から走って前に出てアタックを打つように見せかけて、バックステップを踏んで、ブロックをかわしアタックを打つというものです。選手の移動の軌跡とボールの軌跡とでZを描くのでこう呼ばれます。大古選手が世界の高いブロックをかわすために編み出しましたが、これがコート内では別の効果もあったのです。それが「ミュンヘンへの道」の中で紹介されています。
 「大古さんが消えた!」
 このセリフは誰のものかはさすがに覚えてませんが、練習中相手側コートにいた選手が発したものです。相手側選手から見ると大古選手が移動してセッターの陰に入った時にバックステップを踏むので、一瞬大古選手が消えたように見えるというのです。
 「ミュンヘンへの道」はこういうエピソードでいっぱいでした。もう一度見たいものです。
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2004年10月30日

「魔女っ子メグちゃん」



 「魔女っ子メグちゃん」は1974年の作品。魔界の女王候補であるメグとノンは修行のために人間界へやってくる。人間界で人間の神崎氏と結婚した魔女マミの娘になりすまして修行にはげむ。「このヤロー、テメエ!」を連発する超ミニスカートのおてんば娘メグに対して、クールな美女ノン。最終回では女王の前で魔法対決で女王候補を決定するところが、つかみあいの大喧嘩になり、怒り心頭の女王は「もう一度人間界で修行しなさい」と怒鳴り、結果メグは再び神崎氏の娘となって日常を繰り返すことに。
 この作品の見どころは大変絵がきれいなところ。今見ても1970年代のものとは思えない斬新な色使いで、見ている者の目をひきつける。
 オープニングは「魔女っ子メグちゃん」。千家和也作詞、渡辺岳夫作曲、松山祐士編曲、歌は前川陽子さん。エンディング「ひとりぼっちのメグ」で一人風にふかれるメグの姿が一番すきだが、そちらは既出なので省略。
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2004年10月29日

「みゆき」

 1983年フジTV系で放映されたのが「みゆき」。原作はあだち充氏の同名の漫画である。若林真人とその妹みゆき、真人のガールフレンドの鹿島みゆきの三人が織りなす恋愛青春ドラマ。再三書いているがこの頃はなかなか続けて見ることがきなかった時期で、ほんとに見たのは数回しかない。二人のみゆきの顔は誰がみても「あたち充」系の顔をしているが、それぞれに個性があって好みも自ずと分かれてくる。僕は妹のみゆきの顔の方が好きだ。
 第一話の放映でテレビから主題歌を録音して、一度聞いただけで気に入り、すぐにレコードを購入した。キティレコードでH2Oの歌うオープニングは「10%の雨予報」。阿木燿子作詞、鈴木キサブロー作曲、萩田光雄編曲。さわやか青春ドラマらしい歌でオープニングとしてはちょっとインパクトがないが、テレビバージョンでは
 Miyuki you are my angel
 Miyuki you are my devil
と「みゆき」の名前を叫ぶ(笑)。レコードは「everyday you are my angel / everynight you are my devil」となっていてちょっと落胆。
 エンディングは爆発的ヒットを飛ばした「想い出がいっぱい」。作詞・作曲・編曲はオープニングと同様。こちらがレコードではA面になっている。レコードを買った直後に友人に聞かせて、その数週間後は大ヒット。「先見の明があったな」と言われた。80年代名曲のひとつ。ただ、アニメ主題歌のレコードとしては全然味気ない。表はH2Oのお二人の写真だけ、裏は歌詞だけ。

 古いアルバムの中に隠れて想い出がいっぱい…
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2004年10月28日

「美しきチャレンジャー」

 今回はちょっと特撮と呼ぶには無理があるのだがおつきあいください。(少しだけ特撮もあります)
 「美しきチャレンジャー」は「ウルトラセブン」が終了して、モロボシダンを演じた森次浩司さんが出演したテレビドラマである。主演は新藤恵美さん。僕のお目当ては勿論新藤さんではなくてモロボシダンだった。1971年の放映。主題歌「美しきチャレンジャー」を歌うのは最初は新藤恵美さんだった。僕の録音も新藤バージョンである。ところが後になって堀江美都子さんが歌うことになり、今ではそちらの方が本家のように言われるが、僕は新藤バージョンの方が上だと思っている。前に同様のパターンである「金メダルへのターン」の記事にも書いたが、主題歌は最初の放映の映像と音楽で刷り込まれる。後から変えられると違和感いっぱいなのだ。そういう意味で堀江さんの歌には馴染めない。
 さて、「美しきチャレンジャー」はオープニングの後、CMに続き本編の最初に「現代のスポーツボーリングは今やオリンピック種目に加えられようとする動きすらある。そのボーリングに青春をかけ、世界のナンバーワンを夢見て一歩一歩あゆみ続けるひとりの少女がいた」というナレーションが入り、サブタイトルが出る。ボーリング大流行時代、ナレーションの中身はかなり嘘!弟と大笑いした。
 高校で陸上障害物の選手である小鹿みどり(新藤恵美)は大学でボーリングをやっているという高峰(森次浩司)と出会う。「ボーリング?ただの玉ころがしじゃない」というみどりに高峰は憤慨して「君もやってみるがいい」とボーリングが自分との戦いのスポーツであることを語る。時は流れて就職したみどりは会社のボーリング部へ入部、そこへアメリカでのボーリング修行を終えた高峰がコーチとしてやってくる。こういう始まりである。
 特撮はみどりが欠点を補うためにあみ出す数々の魔球のシーンに使われる。特に7番、10番のスプリットを倒す魔球、名前は忘れたが、左で投げて10番ピンを倒したボールが逆回転して真横に流れ7番ピンを倒すというもの。「金メダルへのターン」のとびうおターンほど派手ではないが、一応ここは特撮です。
 最終回、アメリカへ旅立つみどりを空港へ高峰が送っていく。みどりが愛の告白をするがちょうど飛行機のジェット音がかぶって高峰には聞こえない。はてさてどうだったか。
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2004年10月27日

「マイティジャック」(6)



 「マイティジャック」は人間ドラマで子供が見るにはちょっと暗いものが多い。その中でも一番印象が深いのが第5話の「メスと口紅」。キャラクターの紹介の記事で少し書いたが、ドクターの旧い友人がQの手先として登場。彼はサイボーグ手術の権威である。水中でも呼吸することのできる強靱な体を持つサイボーグが出てくる。顔かたちは人間なのだがシャツの前をはだけるとおぞましい姿に。これがまたリアルで怖かった。一条マリ隊員が囮作戦に参加、危うくサイボーグにされるところを口紅に仕掛けた麻酔銃で難を逃れる。
 「戦え!マイティジャック」は娯楽番組に編成され、戦闘シーンが多くなっている。第12話「マイティ号を取り返せ」ではマイティ号が強奪される。マイティ号はたった一人でも操縦することができる。それは音声による命令システムのため。登録された隊員の「発進せよ」の一言で発進する。敵はマイティ号の中にあったテープレコーダーのテープに残されていた源田隊員の歌う「七つの子」のテープを編集して命令音声を合成、まんまとマイティ号を奪取する。その「七つの子」の下手なこと。ピンチの源田隊員を救うべく登場するのが弾超七なる青年。実は「ウルトラセブン」のモロボシダンこと森次浩司(晃嗣)氏。「ウルトラセブン」が終了して間もない頃で、弾超七(ダンチョウシチ)なる名前も大しゃれ、おまけに懐に手を入れて何を出すのかと思うと赤いペンチだった。(僕は工具であることは覚えていたが赤いペンチだったことは森次氏の著作による)最高にシャレ気たっぷりの回だった。
  とにもかくにも、主題歌を集め始めたきっかけであるこの作品。再放送の時には何があってもすぐに帰宅、誰が来ても会わず、ひたすら見た。ひとまず今回はここでペンを置くことにする。
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2004年10月26日

「マイティジャック」(5)



 中学一年の時、家にはオープンリール (5号)のテープレコーダーがあった。アニメ・特撮の主題歌をこれで録り始めたのがコレクションの始まりである。記念すべき最初の録音が「マイティジャック」であった。このテープが原点である。テープレコーダーは今でも父が古い録音を聞くためにそのまま使っているが、僕のテープはさすがにない。カセットテープレコーダーを買ってもらったのでダビングした。昔のレコーダー同志、大変悪い音質ながらいまでも手元に残っている。その後、テープが破損したのでつなぎ合わせて、もう一度ダビングしたので更に音は悪くなってしまった。
 さて、「マイティジャック」「戦え!マイティジャック」のサウンドトラックはCDで3点ほど作られているようだ。いずれも入手不可能な状態。たまにネットオークションに出ても目が飛び出るほど高い。気軽に聞くことができないのが残念だ。LP版サントラは放映の後10年たって発売された。喜び勇んで買ったのを覚えている。もちろん今も最高の状態で保存している。
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2004年10月25日

「おはようスパンク」



 大学を卒業して就職、最初に配属になったところはオフィス街のビルにある事務所。慣れない環境での楽しみは、昼ごはんとお茶、それから新しいお店の開拓。昼御飯をよく食べた喫茶店のすぐ近くにレコード屋さんがあった。アニメソングのレコードはお店によって置いている曲が違うことが多いので、レコード屋さんを見かけると入ってはアニメソングコーナーのレコードを繰ったものだ。そこで見つけたのがこのレコード。就職して最初に買ったアニメレコードである。
 「おはようスパンク」は1981年、テレビ朝日系列から放映されたアニメ。土曜日の放映だったがまだまだ土曜日もお仕事の時代。見ることは殆どなかった。歌は人気絶頂をちょっと過ぎたかなという頃の井上望さん。井上望ファンなら当然持っていなければいけないレコードだと思う。アニメソングとしては歌唱以上に詩がすばらしい。
 オープニング「おはようスパンク」は荒木とよひさ作詞、馬飼野康二作・編曲で、井上望さんの軽やかな歌声にのせて軽快に走る。

 Run Run Run 駆けておいでよスパンク
 Run Run Run ここへおいでよスパンク

 B面の「愛子のテーマ・心の扉を誰かがたたく」は挿入歌で同じメンバーの作品。こちらも荒木節で詩が最高。今でもCDで聞くことができる
posted by KAZU at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション