2004年08月20日

「キャプテン・フューチャー」



 NHK制作のSFアニメ、1978年放映。原作はエドモンド・ハミルトンの有名なスペースオペラ「キャプテンフューチャーシリーズ」。僕は漫画は読まないがこの原作は小説ということで,アニメ化以前から読んでいた。それだけに期待をもって放映を待ったのだが‥。
 原作を先に読むと,それで頭の中にイメージができてしまう。ハヤカワ文庫で読んだのだが,挿絵もついているので小説といえども映像的なイメージもできてしまう。まずジョーン・ランドール。アメリカの大人の女性らしい風貌で描かれていたのでアニメのキャラクターはかなり子供っぽい。それにひきずられてかカーティス・ニュートンも若すぎる。オットーに鍛え上げられた屈強の男というには少々物足りない。一番イメージに近かったのは生きている脳サイモン教授。透明ケースに収められた脳,フレキシブルアイということで問題なし。いけないのがオットーとグレッグだ。原作では会った人が後ずさりする程の異様な風貌で描かれているが,オットーはパンダ顔のぬいぐるみ,グレッグはオズの魔法使いのブリキのきこりのようで,笑いを誘って奇怪さが全然ない。
 唯一アニメの方がイメージより上だったのは宇宙船コメットだ。原作に描かれていたのは単なる紡錘形のロケットでその先端にニュートン砲を4門備えているというものだったが,アニメのコメットは現代的でカッコイイものだった。球形の前部から後へ伸びた機体に4本の翼が出て,その先端にニュートン砲を備えている。ストーリーは原作を骨組みとした内容で読者としては納得のいくものだった。

 オープニングはヒデ夕樹の歌う「夢の舟乗り」,イメージ的な主題歌ながら,さすがはヒデ夕樹さん,見事な熱唱です。ちなみにヒデ夕樹さんの歌う主題歌には「Go!Go!トリトン」(海のトリトン),「風よ光よ」(快傑ライオン丸),「青春の旅立ち」(スターウルフ),「ゴーゴーキカイダー」(キカイダー),「駆けろスパイダーマン」(スパイダーマン)などがあり,いずれもパンチのきいた熱唱を聞かせてくれる。エンディングはピーカブーの歌う「ポプラ通りの家」で放映当時には「みんなのうた」でも流れた。今でも時々NHK番組で歌っているのを聞く。直接「キャプテン・フューチャー」には関係のない歌詞で,アニメソングとは知らない人も多いのではないかと思う。
posted by KAZU at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション