2004年08月15日

腐っても巨人

 プロ野球アニメは何といっても「巨人の星」これ以外にはないでしょう。今、巨人離れが進み視聴率が下がったとはいえ、他の球団ではアニメは成立しない。
 「巨人の星」は1968年から1971年の三年余りの放映、全180話。まあこれほど実在の人物が大量に出てきたアニメも他にないだろう。印象深いところを列挙すると。
第50話「堀内にいどむライバル」飛雄馬の入団テストに現れた花形と現巨人監督堀内氏との言葉の駆け引き、表情がおもしろい。
第74話「一徹の見た幻」多摩川グランドでの巨人の練習を見ていた一徹は自分の野球常識では考えられないシーンを見る。
第106話「鬼コーチ一徹の誕生」一徹のノック練習が印象的。「キャッチャー木俣!」ふつう捕手にノックはしないだろう。
第132話「天才花形の敗北」天才だがとことん負けを認めない男だ。左門の電話でやっと納得。
第153話「敗れた鬼」サインどおりに打った伴が星コーチに詰め寄る。「鬼にも涙があった!」あの台詞が感動的でした。
第161話「京子のまごころ」大リーグボール3号のヒントをくれた、女番長お京。人の心は話せばわかるの時代のいい話。
第180話「輝け巨人の星」一徹に負われて退場する飛雄馬、流れる「行け行け飛雄馬」。

 1977年第1期長嶋巨人優勝を受けて制作されたのが「新・巨人の星」。4クール1年間放映されたが、もう既に前シリーズの栄光は残っていなかった。しかし面白いエピソードもあった。

 最後に「侍ジャイアンツ」、時代は再び戻って川上監督時代の巨人。1973年〜1974年の放映。前半はギャグアニメか?(そこまではいかないにしても)笑える場面も結構あったが、後半は一転シリアスなスポ根ものに。オープニングも水木一郎の「侍ジャイアンツ」からロイヤル・ナイツの「王者侍ジャイアンツ」に変わって、一気にひきしまった。かなりの秀曲に仕上がっている。一度だけ子門真人の歌が流れたのは有名。聞いた時「おおっ、歌手が変わった」と思った。ところが翌週はまたロイヤル・ナイツの歌に戻っていた。どういう意図があったのか?謎。
posted by KAZU at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

水島野球アニメ

 野球アニメでは「巨人の星」をおいておいて、竜の子プロの「一発貫太くん」などがあるが、水島新司氏原作の野球アニメははずすことはできないだろう。
 「ドカベン」は山田太郎、里中智、岩鬼、殿馬など個性的キャラが揃っているのだが、どうも見ていてもう一つ燃えなかった。
 「一球さん」は1978年の放映。こちらは主題歌が秀逸である。オープニング「青春のうたが聞こえる」は荒木とよひさの作曲で本人が歌う。スポーツもののオープニングとは思えない荒木節の傑作。エンディングは「一球さん」。こちらも荒木とよひさ作曲で歌は堀江美都子さんがさわやかに歌っている。
 さて、水島野球アニメの傑作は「野球狂の詩」だろう。漫画原作で実写映画も作られたほど、そのストーリー性がすばらしい。最高のキャラはMetsのエース、監督より年上、五十代の現役投手岩田鉄五郎。岩田鉄五郎の現役へのこだわりはすさまじい。成績度外視である。プロであるからには勝つことは必至だが1つ勝って9つ負けても挫けない。当時巨人の王選手が引退した。僕には王選手が引退する理由がわからなかった。最後の年でさえホームランの数は30本を超えていたのに。フル出場しなくても、代打用員になっても出場すればホームランの世界記録をのばせたのにと思っていた。岩田鉄五郎であってほしかった。
 それから水原勇気。まだプロが男子のみという時代(そういう設定だった)にいきなりMetsは水原勇気をドラフト会議で一位指名する。水原が女性であることが分かった後に、ドタバタがあるが、結局水原はマウンドに立つ。そして見事にボコボコにされる。それを岩田鉄五郎が立ち直らせドリームボールを生み出す。このドリームボールを初めて投げるシーンは有名。堀江美都子さんの歌う「勇気のテーマ」が流れる中、水原が決勝のボールを投げる。「勇気、勇気、ドリームボール」。
 他にも名場面があり、それぞれに印象深い主題歌が使われている。
 「野球狂の詩」スキャット:堀江美都子
 「勇気のテーマ」堀江美都子
 「北の狼・南の虎」水木一郎
 「母さんの灯」水木一郎
 「栄光の彼方へ」水木一郎
 「夕暮れのグランド」インストメンタル
posted by KAZU at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション