2004年08月08日

逆襲のシャア

 僕にとってはガンダムは「機動戦士ガンダムZZ」でもって終結だ。その後のテレビシリーズは興味をそそられて見始めるのだけれど、どうもパターンが同じで面白味がない。キャラクターは違えどもアムロ・レイの登場と大差ないように見えてしまう。ということで主題歌を記録して途中で見るのをやめてしまった。
 劇場版三作はテレビシリーズの再編集版なのでさておき、テレビシリーズのキャラクターをひきついで制作されたのが劇場版「機動戦士ガンダム・逆襲のシャア」だ。テレビシリーズ企画開始より十年という節目に作られた作品で、僕にとっても真の最後のガンダムになっている。
 ただやはりテレビシリーズと違い劇場版は苦手だ。Zガンダムのクワトロ・バジーナを見ている以上、ネオ・ジオンを再興、総帥におさまっているキャスバル・レム・ダイクン(シャア・アズナブル)がどうしても理解できない。これが、Zガンダム前ならばすんなり納得したかもしれないが。そのことについては原作・脚本・監督の富野由悠季氏も触れている。劇場版オリジナルストーリーとして一年戦争以後の続編と理解するしかないかと思う。
 アムロとシャアの信念をかけた戦いを描き、富野氏らしく登場キャラクターをバシバシ殺していく。「戦争」の過程の虚しさをまざまざと見せつけてくれる。ギュネイ・ガスがケーラ・スゥをモビルスーツで握り殺すシーンなどは実際戦争が起これば日々ありうる光景だろう。あってはならないのがブライトの息子ハサウェイが、彼の慕うクェス・パラヤが目前で爆死したのをきっかけに感情暴走して味方のチェーン・アギを撃つシーン。個人的感情で物事全体を見据えることができないのは単に若いからか?映画「アポロ13」の三人の宇宙飛行士を見ろと言いたい。何が起ころうと絶対にパニックにならない強靱な精神力。
 映画パンフにこういう台詞が書かれている
 シャア「この暖かさを持った人間が地球さえ破壊するんだ。それを分かっているのか」
 アムロ「分かっているよ!だから世界の人の心に光を見せなきゃならないんだろ!」
 分かっていて同意しないアムロに説得力はない。信念ではシャアの勝ちだ。結果は違ったけれど。もうひとつ書き加えておくと、アクシズの巨大な質量にモビルスーツがいくら集まっても軌道など変わらないだろう!

 主題歌は TM NETWORK の「BEYOND THE TIME」。作詩小室みつ子、作曲・編曲小室哲哉。TM NETWORKの熱唱は何度聞いてもすばらしい。発売当日売り切れが続出した名盤。
posted by KAZU at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション