2004年07月10日

正義も負ければ悪となりうる

 再び「聖闘士星矢」黄金聖闘士編から。

 この世に普遍の正義など存在しないと思っている。人間の価値観は自然科学の法則のように割り切れるものではない。時代によって変わるものだ。
 老師に対峙したデスマスクは「例え悪だろうがなんだろうが、最後に勝ったものこそが正義となる。言い方を変えれば正義も負ければ悪となりうることもあるのです。」と言う。それに対して老師は「真の正義とはどんな時の流れにも不変のものじゃ!この大いなる流れのごとく何者も変えることはできぬ。」と返す。僕はデスマスクが間違いだとは思えない。人間の現実はデスマスクの言に従って動いているのだから。
 ここで注目してほしいのがデスマスクの老師に対する言葉づかい。青銅聖闘士に対しては悪口雑言を吐くデスマスクも老師に対しては丁寧な言葉づかいをしている。やはり老師に対しては年上に対する、老人に対する、黄金聖闘士に対する敬意をはらっている。
 さて、デスマスクの言うように二つの正義がぶつかり合う。光速の拳を繰り出す黄金聖闘士同士も火花を散らす。山羊座のシュラと射手座のアイオロスの見せた過去の戦い。アイオロスあまい男だ、一撃必殺「アトミックサンダーボルト」を決めていれば…。教皇の間での獅子座のアイオリアと乙女座のシャカ。「迷いは去った!もはやアイオリアを葬るになんのためらいもなし」シャカの名文句。物語は最後の勝者に「正義」を与える。
 星矢が主人公なのだから最後に勝利をつかまないと話は終わらないのだが、黄金聖闘士に勝ってほしかった。特にシャカには。
posted by KAZU at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション