2004年06月26日

「私の名はゴア」

 村上マモル少年は謎の男ゴアから「次の日曜日いい所へ連れて行ってあげよう」と誘いを受ける。父も母も「ダメ」というが、日曜日の朝目が覚めると村上家はジャングルの中へ移動していた。そしてジャングルには怪獣アロンが…。
 「マグマ大使」の第1話「わたしがゴアだ」の最初の部分である。「マグマ大使」は手塚治原作で当時、今ではもう幻になってしまった月刊雑誌「少年画報」に連載されていた。実写版ではあるが随所にアニメを取り入れ、円谷プロの特撮とは一線を隔していた。怪獣のデザインも全く異なる。第2話から第4話に登場するモグネスは四足歩行型の怪獣で着ぐるみである以上中の人が膝をつく姿勢になるので仕方ないが、上半身のデザインはすばらしい。二足歩行型のアロンやグラニアなどは見事としか言いようのないフォルムをしていた。ただマグマ大使の動きが非常に重くてバトルについてはウルトラマンのようなカッコよさがなかったのも確かだが。
 マグマ大使は一話完結型ではなくて数話で1ストーリーが完結するようなシリーズとなっている。常に番組は臨場感あふれる場面で終わり、次回に話を続ける形になっていた。絶対に次を見るぞという気持ちにさせる。
 俳優陣は今更言うまでもなく、村上記者に岡田真澄、イーデスハンソン等を迎え、一説には海外放映を意識していたとか。オープニングは「わたしの名はゴア、地球の征服者」というゴアの台詞で始まる。4クール1年間放映されこの流れは次作「怪獣王子」へとつながっていく。
 オープニングについて一言書いておくと、歌は通して変わっていないが、オープニングの映像が途中で変更になっている。当時は主題歌が途中で変わるなどということは全くなかった時代、オープニング映像が変わるというだけでも大変印象深い変更だった。「わたしの名はゴア…」から「ゴア様の力を見るがいい、怪獣ども行け!」と台詞も変わった。
posted by KAZU at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮