息子がNHKの「にほんごであそぼう」を見て、詩をうたう。昨日は宮沢賢治の「雨ニモマケズ」。僕は実は宮沢賢治のファンである。中学三年のとき誕生日プレゼントに母親に「宮沢賢治詩集」を買ってもらった。
「雨ニモマケズ」は中学時代に暗唱して、今でも覚えている詩のひとつである。ご存じのように仏教を信じ、東北地方で農業の振興に力を尽くした賢治ならではの言葉でつづられた詩で、「ヒデリノトキハナミダヲナガシ/サムサノナツハオロオロアル」く心情は干ばつや冷夏の被害を受けた東北の農業にたずさわった者でないと理解しがたいと思う。
そして、出家する前のシッダールタ王子が城の四つの門から出かけた故事を受けて、「東ニビョウキノコドモアレバ…/西ニツカレタハハアレバ…/南ニ死ニサウナ人アレバ…/北ニケンクワヤソショウガアレバ…」と。
そして息子が歌う、
「南に死にそうな人あれば、行ってお前はもう死んでいる!と言い」
賢治の詩の全文は Read More でRead More