アニメ「めぞん一刻」の最終回はアニメ史の中でも屈指の名作。幸せな気分を漂わせ、あたたかな余韻を残しながら幕を引いた。そしてもう一つ、オープニングテーマが度々変わったのも印象に深い。かつてのアニメは初回から最終回までオープニングが変わることはなかったが、今では変わらない方が珍しい。そんな「めぞん一刻」のオープニングの中でも、特に心にしみて、なおかつ楽しい曲がある。村下孝蔵作詩・作曲「陽だまり」。
蝉しぐれ 遥か すだれごしに
水を打つ 夏の夕暮れ
日本の美しい言葉と風景で始まるの歌をのこした人も1999年に亡くなった。