2004年04月21日

お前はもう死んでいる

 息子がNHKの「にほんごであそぼう」を見て、詩をうたう。昨日は宮沢賢治の「雨ニモマケズ」。僕は実は宮沢賢治のファンである。中学三年のとき誕生日プレゼントに母親に「宮沢賢治詩集」を買ってもらった。
 「雨ニモマケズ」は中学時代に暗唱して、今でも覚えている詩のひとつである。ご存じのように仏教を信じ、東北地方で農業の振興に力を尽くした賢治ならではの言葉でつづられた詩で、「ヒデリノトキハナミダヲナガシ/サムサノナツハオロオロアル」く心情は干ばつや冷夏の被害を受けた東北の農業にたずさわった者でないと理解しがたいと思う。
 そして、出家する前のシッダールタ王子が城の四つの門から出かけた故事を受けて、「東ニビョウキノコドモアレバ…/西ニツカレタハハアレバ…/南ニ死ニサウナ人アレバ…/北ニケンクワヤソショウガアレバ…」と。
 そして息子が歌う、
 「南に死にそうな人あれば、行ってお前はもう死んでいる!と言い」

賢治の詩の全文は Read More でRead More
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水の星へ愛をこめて(追記)

レコードジャケットから。

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2004年04月20日

水の星へ愛をこめて

 「水の星へ愛をこめて」はご存じ「機動戦士Zガンダム」の第二期オープニング。歌は森口博子だが、この歌を森口博子が歌っていることは前出の「ドラグナー」の「山瀬まみ」よりはよく知られている。本人が度々口にしているし、後に「機動戦士ガンダムF91」の「ETERNAL WIND」を歌うきっかけにもなっている。
 ジャケットは表はやはり「機動戦士Zガンダム」だが裏面には森口博子のポートレートがある。今見てみると「全然わからな〜い」状態。
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2004年04月17日

スターライト・セレナーデ

 亡くなった方の話が続いたので、この辺りで今活躍中の方を話題に。

 「スターライト・セレナーデ」とそのB面「Shiny Boy」はアニメ「機甲戦記ドラグナー」の第二期主題歌。この「ドラグナー」1987年当時オリジナルアニメが減って、原作物が増える中でオリジナルアニメとして頑張っていた作品だ。ストーリーは途中から「主人公はいったい誰?」といった様相を呈して最終回などは「ドラグナー」そのものはそっちのけだった。
 さて、この「スターライト・セレナーデ」を歌っているのは山瀬まみさん。ジャケットの表は勿論「ドラグナー」だが裏面には山瀬さんのスチール写真とプロフィールがある。当時18歳。現在のマルチタレントぶりからちょっと想像できないカワイイ写真。
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2004年04月16日

古見浩一

 漫画家の横山光輝先生が亡くなった。横山先生の原作でドラマ化、アニメ化された作品は多いが、中でも僕のお気に入りは「バビル2世」。3クール39話という中途半端なシリーズだった。

 古見浩一は5000年前に地球を訪れて地球人と同化した異星人が、後世に現れる自分と最も能力の近い子孫と予測してその出現が待たれていた。そして夢のお告げ、使者(ロプロス)の迎えがありバビルの塔でコンピューターにより超能力者として教育を受ける。その古見浩一の誕生日はアニメでは4月2日という設定になっている。
 今見ると動画の質が余り良くないのがちょっと気になるが、原作物だけにストーリーはしっかりしており、当時はかじりついて見ていた。僕はアニメ好きではあるが漫画は読まないので原作ではどうか知らないのだが、宿敵ヨミを一旦倒して、古見医院へ空路戻る途中鳥の群に襲われ墜落、北海道の牧場へ居すわることになる。ここから先のストーリーが気に食わない。最終回「必殺バビル2世対ヨミ」でヨミを倒した後、本来ならいとこの待つ東京の古見医院へ戻るのが筋じゃないか!
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2004年04月15日

コスモスに君と

 戸田恵子さんの歌うアルトフルートの静かな音色で始まるこの曲は、アニメ主題歌の名曲のひとつ。

 アンパンマンの声を演じる戸田さんはテレビ、舞台で活躍する俳優さんですが声優としても大変有名です。「羊たちの沈黙」のジョディ・フォスターや「エイリアン」のシガニー・ウィーバー、「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツなど洋画の俳優の声を演じています。しかし、アニメファンとしては忘れられないのが「機動戦士ガンダム」のマチルダ・アジャン。回数から言えばほんの数話にしか登場していないのですが、これで一気に人気爆発。
 僕にとって忘れ難いのは「宇宙戦士バルディオス」のアフローディアと「伝説巨神イデオン」のカララ・アジバ。両作品共、薄幸の孤独な女性を演じています。声の渋さとそして歌。バルディオスの方は映画化されてその挿入歌をイデオンではエンディング「コスモスに君と」を歌っています。

 歌手でデビュー。ちょうどイデオンの放映されていた頃ライブに行きました。ロックです。「歌手でデビューしてこうして今歌えるのは幸せです」とおっしゃってました。最後の曲が「コスモスに君と」。
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2004年04月14日

陽だまり

 アニメ「めぞん一刻」の最終回はアニメ史の中でも屈指の名作。幸せな気分を漂わせ、あたたかな余韻を残しながら幕を引いた。そしてもう一つ、オープニングテーマが度々変わったのも印象に深い。かつてのアニメは初回から最終回までオープニングが変わることはなかったが、今では変わらない方が珍しい。そんな「めぞん一刻」のオープニングの中でも、特に心にしみて、なおかつ楽しい曲がある。村下孝蔵作詩・作曲「陽だまり」。

   蝉しぐれ 遥か すだれごしに
   水を打つ 夏の夕暮れ

 日本の美しい言葉と風景で始まるの歌をのこした人も1999年に亡くなった。
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