2018年04月22日

「攻殻機動隊 ARISE」(4)

キャラクター&キャストのつづきを。

〇荒巻大輔 / 塾一久



 公安9課を率いる「部長」。元軍の調査部所属。少佐に「自分の部隊を持て」と提言を繰り返し、その設立を誘導する。見事なたぬき親父ぶり。


〇ロジコマ(ロジスティクス・コンベイヤー・マシン) / 沢城みゆき



 荒巻が9課に配備した、AI搭載、熱光学迷彩装備の支援車両。荒巻が護衛兼連絡用に少佐の下に派遣。最初は言葉も喋れなかった。人間が乗るスペースはない。

〇クルツ / 浅野まゆみ



 陸軍501機関の長、中佐。少佐の直属の上司。兵器開発と販売網を国内のメーカーで独占しようと画策する。それに対する政府への根回しも周到。総務大臣と会見中爆弾にて死亡。ところがその身体は外部コントロール義体であった。

〇ライゾー / 星野貴紀



 陸軍501機関の戦術教官。少佐に対しては陰険な態度を取る。

〇イバチ / 間宮康弘



 陸軍501機関の格闘技研究教官。少佐に対しては好意的。

〇ツムギ / 野島健児



 陸軍501機関の戦術士官である人型をしていないサイボーグ。一卵性双生児の脳を一つの義体に搭載している。少佐の義体のメンテナンスも担当。

〇マムロ・ギイチ / 宮内敦士
 草薙素子を育てた恩人。兵器密売の収賄容疑がかけられている中、殺害される。

〇ホヅミ・ナミ大佐 / 慶長佑香



 陸軍情報部大佐、全身義体、脳殻はチタニウムで保護されている。軍情報部ということで荒巻とは面識がある。兵器開発と販売ルートを国外に求める国外派。そのためクルツ中佐とは対立しているが。階級が上なので直接的な争いは見られない。border:4の最後の場面で搭乗していたヘリごと爆破されるが、脳だけは生き残る。
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2018年04月21日

「攻殻機動隊 ARISE」(3)

★キャラクター&キャスト
〇草薙素子 / 坂本真綾



 陸軍501機関所属、完全義体のサイボーグ、階級は三佐。母の体内にいる時に母が事故に遭い、救命のために胎児段階から全身義体となる。それまで軍の所有物であった自分の義体を育ての親の遺産で自らが買い取る形で自分のものとした。荒巻から特殊部隊の設立と仕事の請け負いを求められ、徐々になびいていくがストーリーの終盤まで独走的で暴走を繰り返す。「S.A.C.」とは比べ物にならない程独善的で利己主義だが、その分人間的でもある。




〇バトー / 松田健一郎
 陸軍元特殊部隊員、「眠らない眼」と呼ばれる義眼を持つ。少佐とは調査で米軍演習場で出会う。反骨精神満々だが、やがて少佐の指揮にも従い、彼女を守り戦うようになる。

〇トグサ / 新垣樽助
 新浜県警の生身の特捜刑事。マムロ中佐殺害事件を捜査していたが上からの圧力で差し止められる。独自の捜査を開始し米軍演習場で少佐と出会う。事件解決後は一旦警察に戻ったが、先輩刑事殺しの犯人を同業者の中から逮捕、その機に少佐から特殊部隊への参加を求められる。

〇イシカワ / 檀臣幸(border:1・2)/咲野俊介(border:3・4・5)
 元陸軍情報部の大尉、電脳戦のスペシャリスト。

〇サイトー / 中國卓郎
 元海兵隊のエーススナイパー。ギャンブル狂。少佐からの要請で協力するが、バトーに更に高額の報酬を提示されて寝返るところはなかなかショッキングであきれる。電脳空間で会議中は居眠り姿勢を取っているが文字通り寝ているわけではない。

〇ボーマ / 中井和哉
 陸軍の元特殊部隊員。スキンヘッド、義眼、爆発物のプロフェッショナル。

〇パズ / 上田燿司
 陸軍警察の潜入調査員。「S.A.C.」とは違ってやさしそうな目、穏やかな顔をしている。やることは「S.A.C.」以上に荒っぽい。ナイフをでの近接戦を得意とするところは同じ。
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2018年04月20日

「攻殻機動隊 ARISE」(2)



★あらすじ
 本作開始時点では荒巻部長が率いる公安9課には少佐たちは所属しておらず、主要メンバーたちは各々の元の職場に所属。陸軍501機関に所属する完全義体の草薙素子三佐は、帰国して恩義あるマムロ中佐の死を知り、調査を開始する。軍が埋葬した中佐の義体を許可なく掘り返そうとしていた荒巻は少佐に救われる。荒巻の依頼で調査を開始した少佐、それぞれの思惑から調査を開始したバトー、トグサらと紆余曲折の混乱を脱して、特殊部隊を結成するまでの経緯を描く。但し、描写の本質は事件の解明であり部隊結成のヒューマンストーリーではない。「S.A.C.」以上に政界、軍、経済界、警察の裏のやり取りは真剣に見ていないとポイントを見落とす程に複雑だ。

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2018年04月19日

「攻殻機動隊 ARISE」(1)



いよいよ現行で最後のシリーズです。

 「攻殻機動隊 ARISE」(アライズ)は2013年から公開が始まった劇場版アニメ作品。それまでの「攻殻機動隊」作品とはキャスト、キャラクター、設定も刷新された新しいシリーズ。全部で4部からなり、さらに新劇場版に続く1作が制作された。原作は士郎正宗の漫画作品「攻殻機動隊」、総監督は黄瀬和哉、監督にむらた雅彦(border:1)、竹内敦志(border:2)、黄瀬和哉(border:3)、工藤進(border:4)。脚本は冲方丁、キャラクターデザインに黄瀬和哉、音楽にコーネリアス。制作はProduction I.G 9課、製作は「攻殻機動隊ARISE」製作委員会(バンダイビジュアル、講談社、電通、Production I.G、フライングドッグ、東宝)、配給は東宝映像事業部。

★シリーズ構成
 各borderが約30分の2パートの構成になっており、テレビ版を含めて10話のエピソードから成る。
border:1「Ghost Pain」(2013年6月)/59分
border:2「Ghost Whispers」(2013年11月)/57分
border:3「Ghost Tears」(2014年6月)/57分
border:4「Ghost Stands Alone」(2014年9月)/60分
TV版新作「Pyrophoric Cult」」(2015年3月)
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2018年04月18日

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」(3)



★主題歌
 最後に主題歌を。長編作品ということで、基本オープニング、エンディングは1回ずつしか流れない。同じ作詞者、同じ作曲家、同じ歌手が歌うとするとやはりインパクトには欠けます。テレビサイズだと昔は1分10秒、今なら1分30のオープニングに比べると尺が長く取れるということはありますが。それでいてオープニングの「player」が耳に残るのはアーチストの実力でしょう。
 オープニングは「player」。Origa作詞、菅野よう子作曲、歌はOriga with Heartsdales。
 エンディングは「date of rebirth」。作詞・歌唱はOriga、作曲は菅野よう子。
 ともに「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society O.S.T.」に収録されている。
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2018年04月17日

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」(2)



★キャラクター&キャスト

〇傀儡廻
 本作の真の黒幕。本作にはこれといった魅力的なキャラクターは登場せず、複雑に入り組むネット世界の絡みが魅力。最後は少佐がコシキタテアキにダイブして傀儡廻の正体を「草薙素子」だと示唆しているが断定していない。少佐がダイブしている間、ウチコマがコシキタテアキが意味消失しないようにバックアップして、コシキタテアキの言葉を少佐の音声デバイスを使って喋らせている。現場にいたバトーも「分からねえ」と言っており、ウチコマも記録していないと言っているのはなぜ?最後の場面で傀儡廻はシリーズに登場した様々なキャラクターの顔を提示している。中には合田一人の顔もあった。

〇宗井仁 / 石田圭祐
 反動保守の国粋主義者であり、純粋な日本人による日本支配を目指す連合与党の衆議院議員。本作のキーマン、表の黒幕。財団法人聖庶民救済センターの管理運営を実質的に行なっている。国が保護した子供に教育を施し、純血日本人の少数エリート集団による日本の政治経済、さらに軍部を制御する日本を作ろうとした。
 本人は電脳化はしておらず外部からのスタンダローンを保っている。但し、手を義体化しており、自らの事務処理能力を高レベルにしている。庶民救済センターで保護している子供たちが孤児であることは認識していたが、誘拐によって違法的に集められたとは知らなかった。傀儡廻により命を狙われるが、サイトーがスナイパーを狙撃して阻止。

〇コシキタテアキ / 内田夕夜
 宗井仁に従う総務官僚の一人、裏の黒幕。官僚一家に生まれ総務省に入省するも登庁拒否に陥る。外部制御義体による登庁を認められると、その能力を開花させ聖庶民救済センターの管理システム「ソリッド・ステート・システム」を一人で構築した。ここに違法な子供集めの巧みなシステムが組み込まれていた。宗井の国粋主義故の行き詰まりを排除するため宗井暗殺をも実行した。外部操作義体は事件が暴かれた直後に自殺。少佐がダイブして真相に迫った。当の本人は誰にも気付かれずに自宅で病死していた。

○殿田大佐 / たてかべ和也
 元陸上自衛軍情報部大佐。荒巻、久保田、辻崎の三羽烏を育て上げた。戦時中は戦略的にも政略的にも手腕を発揮し、恐れられた。戦後はアンドロイド製造メーカーとの癒着から、荒巻によって汚職を暴かれる。拘置所でのストレスが原因で軍病院に入院中。病室には露出の多いナース型アンドロイドを三体、自らの世話に当たらせていた。荒巻の「相変わらずの趣味だな」という言葉に久保田は「大目に見てやれ」と言っている。記憶も混乱する殿田であったが、荒巻の退出時の挨拶に、「トンビが鷹を生んだようで嬉しいぞ。体にだけは気をつけてな」と声をかけている。
 ちなみに声を演じている立壁さん(僕が子供の頃は漢字表記だった)、ジャイアンにトンズラーと言った役回りが有名ですが、シリアスな役所、おそらく殿田とは同年代だと思いますが、老練なところを見せています。
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2018年04月15日

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」(1)



 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」は2006年に公開された「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズの長編作品。テレビシリーズ「2nd GIG」の続編で、舞台は2年後。少佐が公安9課を離れており、荒巻課長は9課の組織を大きくしてトグサに隊長を命じていた。
 原作は士郎正宗、監督は神山健治、脚本に神山健治、菅正太郎、櫻井圭記、キャラクターデザインに後藤隆幸、西尾鉄也。音楽は菅野よう子、制作はProduction I.G、製作はProduction I.G、バンダイビジュアル、バンダイエンタテインメント、電通、日本テレビ、徳間書店、ビクターエンタテインメント、マンガエンタテインメント。1話完結、105分。

★ストーリー
 舞台は少佐が公安9課を去って2年が経っていた。荒巻は少数精鋭の体制から組織を改編し、課員を増員してトグサを隊長に任命して事件に当たっていた。そんな中で、梵字の刺青を入れた男たちが次々と自殺を遂げる事件が発生する。この事件を裏で操る超ウィザード級ハッカー「傀儡廻」と9課の対決を描く。本作は最初から事件を見つめる第三者の目が登場しており、この目の正体を見極めるのが視聴者側のおもしろさ。
 バトーは新体制の中で新入隊員の訓練教官を務めつつ、単独で事件捜査を進める。そんな中で少佐に出会う。少佐はバトーに「Solid State には近づくな」と警告を残す。バトーは少佐が「傀儡廻」ではないかと疑い始めるが、事件は「傀儡廻」が宗井議員を暗殺しようとしたことから意外な方向に。
 シリーズを通して社会情勢や政治体制に深く入り込む内容で一回の視聴で理解するのは困難。9課は宗井議員による政府の最重要施設「財団法人聖庶民救済センター」での純血の日本人のエリートを育成を暴いた。その裏には「傀儡廻」によって虐待を受けている子供を合法的に見せかけて電脳化し、聖庶民救済センターに送り込む「ソリッド・ステート・システム」があった。このインフラの制作者コシキタテアキと少佐との最後の会話が傀儡廻の正体を導き出すが、その追及はなされないまま形の上で事件は解決して物語は閉じる。
posted by KAZU at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション